百田尚樹氏、「1000円弱」の意味を巡る若者の回答に苦言「彼は『普通弱』の頭に見える」

via 百田尚樹氏公式Xより引用
作家で日本保守党代表の百田尚樹氏が17日、自身のX(旧Twitter)を更新。「1000円弱」という表現について若者が誤解している動画を見たとして、その感想をつづった。

「1000円弱」は本来“1000円より少し下”を意味する表現であるが、最近は若者の間で“1000円より少し上”だと誤解して使われるケースも見られる。

百田氏は「『1000円弱って、いくらくらい?』と聞かれて、『1050円とか1100円』と答える若者たちの動画を見た」と書き出し、「これが若者たちの多数なのかどうかは知らないが、私には彼は『普通弱』の頭に見える」と苦言を呈した。

この投稿に対し、あるXユーザーから「個人的には『震度』の表現のせいだと考えてます。震度5弱や震度6弱という表現をし始めてから、この感覚が生まれたかと」といった意見が寄せられた。

百田氏はこれに反応し、「なるほど。考えてみれば、『震度5弱・5強』という表現が無茶苦茶ですね」とつづった。

この百田氏の一連の投稿に対し、Xユーザーからは「私も10代の頃そう言う勘違いしてました」「ジェネレーションギャップですかね」「言語教育の低下が心配です」「震度がいけないんですね。震度5を弱と強の二つに分けたので」など、さまざまな声が寄せられている。

なお、震度の表現については、阪神・淡路大震災を契機として1996年10月に改定され、震度5と震度6がそれぞれ「弱」と「強」に細分化された。現在の震度階級は「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の10階級となっている。

震度5弱・5強については、計測震度が4.5以上5.0未満が震度5弱、5.0以上5.5未満が震度5強と定義されている。