ひろゆき氏、外国人労働者の受け入れ問題めぐり再び米山隆一議員と応酬「政治屋らしい所業」

実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏が17日、自身のX(旧Twitter)を更新し、外国人労働者の受け入れをめぐって立憲民主党の米山隆一衆院議員に再び苦言を呈した。

ひろゆき氏は、外国人労働者の受け入れをめぐる米山氏の主張を批判するXユーザーの投稿を引用した上で「技能実習で日本に入り、帰国せずに失踪した人が現在1万人弱居ます。労働許可が無いので、不法行為でお金を稼ぐことになります。不法滞在の外国人が増えて、治安が悪くなり、合法的に滞在する外国人まで変な目で見られます」と持論を展開。

さらに、「既に起きてる問題を無視して議員報酬を貰う政治屋らしい所業ですね」と批判を強めた。

すると、米山氏はひろゆき氏の投稿に反応。「私はその問題に対処する為に、技能実習を廃止し、失踪の大きな原因となっている送り出し機関への金銭の支払いを制限し一定の条件下で転職を認める育成就労法、出国命令や強制送還について定めた改正入管法の審議に携わってきました。外国人労働力の確保と不正の削減の現実的両立を実現するのが政治です」と反論した。

両者は前日、外国人労働者や移民政策をめぐりX上で応酬を繰り広げた。発端となったのは、外国人労働者を受け入れを訴える米山氏のポストに対し、Xユーザーが「AIやロボ技術により労働人口問題は解決するのに外国人労働者を受け入れる理由を教えて」といった趣旨の疑問を投げかけたことだった。

これに対し、米山氏は「本当に5~10年後にAI・ロボット技術で単純労働が必要なくなったら、育成就労他の在留資格を更新せず、ビザが切れた所でお帰り頂けばよい事です」などと反論。すると、ひろゆき氏が「滞在ビザが切れて帰国しない移民が多いので世界中で問題になってます」「現実を知らない机上の空論を言う政治家が増えると日本は悪くなるよね」などと米山氏に苦言を呈した。

これに対し米山氏も「制度の原則と例外を混同した詭弁です」などと応酬していた。