via Flagler County Sheriff's Office Facebookより引用
米フロリダ州フラグラー郡保安官事務所は4日、公式Facebookを更新し、正看護師を装って数千人の患者に医療行為を行っていたとして、29歳の女を逮捕したと発表した。
発表によると、逮捕されたのはパームコースト在住のオータム・バルディサ容疑者。同容疑者は、有効な看護師免許を一度も取得したことがないにもかかわらず、2024年6月から2025年1月にかけて、延べ4,486人の患者に医療サービスを提供していたとみられている。
発表によると、逮捕されたのはパームコースト在住のオータム・バルディサ容疑者。同容疑者は、有効な看護師免許を一度も取得したことがないにもかかわらず、2024年6月から2025年1月にかけて、延べ4,486人の患者に医療サービスを提供していたとみられている。
同僚の通報で発覚
保安官事務所によると、2025年1月に病院側から「正看護師になりすましていた人物がいる」と通報があり、7カ月にわたる捜査が開始された。
バルディサ容疑者は2023年7月にアドベントヘルス・パームコースト・パークウェイ病院に看護技術者として雇用された。採用面接時には「教育は修了したが、国家試験に合格していない」と説明していた。その後、容疑者は試験に合格したと病院に伝え、同姓同名の別の看護師の免許番号を提示。姓が違うことについては、結婚して姓が変わったと説明したという。
しかし、2025年1月に昇進の話が持ち上がった際、同僚が容疑者の免許状況を確認したところ、失効した看護助手免許しか持っていないことが判明。この通報をきっかけに病院が調査を開始し、容疑者が改姓を証明する書類も提出していなかったことも明らかとなった。
バルディサ容疑者は身元を証明できなかったため、2025年1月22日に解雇され、病院が当局に刑事告発した。
バルディサ容疑者は2023年7月にアドベントヘルス・パームコースト・パークウェイ病院に看護技術者として雇用された。採用面接時には「教育は修了したが、国家試験に合格していない」と説明していた。その後、容疑者は試験に合格したと病院に伝え、同姓同名の別の看護師の免許番号を提示。姓が違うことについては、結婚して姓が変わったと説明したという。
しかし、2025年1月に昇進の話が持ち上がった際、同僚が容疑者の免許状況を確認したところ、失効した看護助手免許しか持っていないことが判明。この通報をきっかけに病院が調査を開始し、容疑者が改姓を証明する書類も提出していなかったことも明らかとなった。
バルディサ容疑者は身元を証明できなかったため、2025年1月22日に解雇され、病院が当局に刑事告発した。
「数千人の命を危険にさらした」と保安官
フラッグラー郡のリック・ステイリー保安官は、今回の事件について「これまでに捜査した中で最も不穏な医療詐欺事件の一つだ」とコメントした。さらに、「この女性は、自分ではない人物になりすまし、患者とその家族、病院、そして医療コミュニティ全体の信頼を裏切ることで、数千人の命を危険にさらした可能性がある」と述べた。
バルディサ容疑者は、無免許で医療行為を行った7つの罪と、個人識別情報を不正に使用した7つの罪で逮捕され、保釈金7万ドルのもと拘留されている。
今回の事件を受けて、同保安官事務所のFacebookコメント欄には「彼女がどうやって雇用され、情報を確認されずに働いていたのかが理解できない」「彼女の姓が証明されるまで、現場に出すべきではなかった」「アドベントヘルスは、彼女が担当したすべての患者を調べるべきだ」「彼女が適切な教育なしに、こんな仕事を偽装できたという事実は、我々の医療制度がいかに壊れているかを明確に示している」といった声が寄せられている。
バルディサ容疑者は、無免許で医療行為を行った7つの罪と、個人識別情報を不正に使用した7つの罪で逮捕され、保釈金7万ドルのもと拘留されている。
今回の事件を受けて、同保安官事務所のFacebookコメント欄には「彼女がどうやって雇用され、情報を確認されずに働いていたのかが理解できない」「彼女の姓が証明されるまで、現場に出すべきではなかった」「アドベントヘルスは、彼女が担当したすべての患者を調べるべきだ」「彼女が適切な教育なしに、こんな仕事を偽装できたという事実は、我々の医療制度がいかに壊れているかを明確に示している」といった声が寄せられている。