実業家の西村博之(ひろゆき)氏と評論家の東浩紀氏が20日、X上で議論となっている「親になっていない人は精神が未熟」という投稿を巡り、「成熟」とは何かについてそれぞれの持論を展開した。
発端となったのは、あるXユーザーが「子供に恵まれない夫婦もいるから言いづらいのですが、大人になる=親になるです。親になることによって、子供>自分になります。親になっていない人は精神が未熟です」などと投稿したこと。
ネット上ではすぐに反論が広がり、「子供がいても一生精神が未熟のままの人はいるし、子供がいなくても成熟している人はたくさんいる」「世の中には子供がいても放置して自分よがりの親は何人もいます」「子どもがいない=未熟という思想こそ差別そのもの」「成熟とは子どもの有無ではなく、他者への想像力と理性です」といった、批判の声が多く寄せられた。
この問題となった投稿に対し、東浩紀氏は「すげえな いまどきこんなひとが大人だとは」と一蹴。
さらに、「切り捨てる事は哲学者的にどうなのか」という意見が寄せられると、東氏は「生物学的な子供をもたないと成熟しないなどという妄言は粛々と切り捨てるべきです」と反論。続けて、「僕は『観光客の哲学』で哲学は『親の立場』に立てという一見似た主張をしているのですが、それは弟子とか部下とか後輩とかを含んだ社会的責任の話です。生物学的に親になっても親の立場になれない人はごまんといる」と主張した。
こうした議論の最中、ひろゆき氏も参戦し、東氏の投稿を引用した上で「『子供を持つ人は成熟してる』ではなく、自分の命よりも大事な存在を認識して、利他的行動が出来るのが成熟だと思う」と持論を展開。
続けて、「他者の視点を持ち、大事な存在が生き残る為の社会を快適にしようと参加するのが成熟した大人。大事な存在は、姪っ子でも弟でも推し活でも犬でも良い」とつづった。
発端となったのは、あるXユーザーが「子供に恵まれない夫婦もいるから言いづらいのですが、大人になる=親になるです。親になることによって、子供>自分になります。親になっていない人は精神が未熟です」などと投稿したこと。
ネット上ではすぐに反論が広がり、「子供がいても一生精神が未熟のままの人はいるし、子供がいなくても成熟している人はたくさんいる」「世の中には子供がいても放置して自分よがりの親は何人もいます」「子どもがいない=未熟という思想こそ差別そのもの」「成熟とは子どもの有無ではなく、他者への想像力と理性です」といった、批判の声が多く寄せられた。
この問題となった投稿に対し、東浩紀氏は「すげえな いまどきこんなひとが大人だとは」と一蹴。
さらに、「切り捨てる事は哲学者的にどうなのか」という意見が寄せられると、東氏は「生物学的な子供をもたないと成熟しないなどという妄言は粛々と切り捨てるべきです」と反論。続けて、「僕は『観光客の哲学』で哲学は『親の立場』に立てという一見似た主張をしているのですが、それは弟子とか部下とか後輩とかを含んだ社会的責任の話です。生物学的に親になっても親の立場になれない人はごまんといる」と主張した。
こうした議論の最中、ひろゆき氏も参戦し、東氏の投稿を引用した上で「『子供を持つ人は成熟してる』ではなく、自分の命よりも大事な存在を認識して、利他的行動が出来るのが成熟だと思う」と持論を展開。
続けて、「他者の視点を持ち、大事な存在が生き残る為の社会を快適にしようと参加するのが成熟した大人。大事な存在は、姪っ子でも弟でも推し活でも犬でも良い」とつづった。