西野亮廣、SNSでの「詐欺師」呼ばわりに警鐘「ホリエモンのXを見ていたら…」

お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣が8日、自身のX(旧ツイッター)を更新。SNS上での誹謗中傷や言葉の使い方について私見をつづった。

西野は、「ホリエモンのXを見ていたら、彼に対して『詐欺師!』という言葉を投げている方がいらっしゃいました。おそらく軽い気持ちで書かれたのだと思いますが、少し気になったので、念のため共有しておきます」と書き出した。

続けて、自身も過去にお笑いコンビ・千鳥の大悟から「捕まってないだけの詐欺師」という異名を付けられたことがあるとし、「ちなみに僕は、千鳥の大悟パイセンから『捕まってないだけの詐欺師』という不名誉な異名をいただいたことがあります。(コラ!)」と紹介。

そのうえで、「あれはバラエティー番組内でのやり取りであり、信頼関係のある芸人同士の文脈の中で成立しているので許されているものです」と説明した。

一方で、こうした言葉を関係のない第三者が使う場合には問題になり得ると指摘し、「『詐欺師』という表現は、単なる悪口ではありません。その人が犯罪を行っている人物であると社会に向けて断定する言葉です。SNSのように不特定多数が閲覧できる場所でこれを発信した場合、名誉毀損や信用毀損といった法的問題に発展する可能性があります」と注意喚起した。

さらに、「多くの人が見落としがちなのが『スラップ訴訟』という概念です。これは、必ずしも勝訴を目的とするのではなく、“訴訟そのものによって相手に時間的・経済的負担を与えること”を狙った訴訟を指します」と説明。仮に最終的に勝訴したとしても弁護士費用などの負担が残る場合があるとし、「つまり、訴えられた時点で一定の負担が発生します」とつづった。

西野は、その具体例として、メンタリストのDaiGo氏がアンチを訴え、結果的に「敗訴」した事例に言及。「その時、DaiGoアンチ勢は『DaiGo、涙目ww』と盛り上がっておられましたが、本当に涙目なのは訴えられて弁護士費用を払うハメになったアンチで、『DaiGoさんの目的はすでに達成していた』と見るのが正しいと思います」と分析した。

そして、「もちろん、社会に対する正当な批判や問題提起は大切です。しかしそれは、事実に基づいた指摘や議論の形で行われるべきものであり、犯罪者であるかのような断定的な表現とは本質的に異なります」としたうえで、「SNSは、言葉をとても遠くまで運びます。だからこそ、その言葉の重さについて、一度立ち止まって考えてみてもいいかもしれません」と呼びかけた。

西野は最後に、千鳥・大悟とのやり取りに触れ、「ちなみにこの度、千鳥の大悟パイセンは、かつて僕につけた『捕まってないだけの詐欺師』という異名を取り下げ、そのかわりに『もう捕まることのない詐欺師』という新しい異名を開発されました。そろそろ訴訟の準備に入ろうと思います」と、ユーモアを交えて締めくくった。