EXIT・りんたろー。「いかがなものか」クレーム1件で写真撤去“キャンセルカルチャー”に疑問

お笑いコンビEXITのりんたろー。と兼近大樹が、10月23日放送のニュース番組『ABEMA Prime』(ABEMA NEWSチャンネル)に出演し、“キャンセルカルチャー”について持論を展開した。

via (C)AbemaTV,Inc.
番組では、千葉県市川市が市役所内に展示していたプロカメラマンの写真を、クレーム1件が入ったことを理由に撤去したという話題を紹介。外部からの意見によって作品が取り下げられる“キャンセルカルチャー”の是非が議論された。

MCを務めるりんたろー。は「疑いがかかった時点で即退場みたいなカルチャーはいかがなものか」と問題提起。さらに「起用した側も(起用した)理由とかを喋りたかったりするかもしれないけど、それが火に油を注ぐことになりかねない」「僕たち起用される側は本当に正しく、AIのように生活をしていかなきゃいけない。そうしているんでけど、モノの本質ってどこにあるんだっけ…」と現状への懸念を示した。

続けて「キャラクターやタレントを使いたい理由があったはずが、そこで戦って気力とか体力を消耗するぐらいならもうそんなことしないほうがいいよねってなっちゃっているのが悲しい」と、表現の萎縮を指摘した。

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一方、相方の兼近大樹は「僕も経験ありますけど」と語り、“キャンセル”されることについて「必要ないとされてしまっただけなのかなって、ここがまた悲しいところ」とコメント。

また、大阪・関西万博を例に挙げ、「嫌だって言った人がいただろうけど、結果、盛り上がっている」「やんなきゃいけないんだって意義を持ってやってみて、結局そんなに問題はなかった」と分析。運営側に「本気があるかどうか」が重要だとし、「結局どんな人に支えられているか、どれだけ必要とされているかという部分だと思う。最後まで気持ちを持っておすすめして欲しい」と語った。