GACKT、ホリエモンの「転売の何が悪い?」発言に反応「相変わらず挑発的だが…」

via GACKT公式Xより引用
アーティストのGACKTが7日、自身のX(旧Twitter)を更新し、実業家の“ホリエモン”こと堀江貴文氏の「転売問題」に関する発言に対して見解を述べた。

GACKTは、スポーツニッポンが報じた「ホリエモン、そもそも転売って何が悪いの?『“高くて買えない”は貧乏人の発想でしょ』」と題した記事を引用。その上で、
「堀江くんの言い方は相変わらず挑発的だが、転売がダメだとはボクも思っていない」と切り出した。

続けて、「そもそも転売が悪であるなら、株もアートも同じ。需要と供給の間で利益を出すために動くのは資本主義の中では自然なこと」とし、経済活動としての転売を肯定する一方で、「問題は“やり方”と“節度”。本来、必要としている人に物が届かなくなるのは良くない」と指摘した。

また、コロナ禍でのマスク転売や災害時の水の買い占めを例に挙げ、「これはもちろん犯罪ではない。しかし、これを経済活動というにはあまりに美しくない」と批判。

「結局、美しくないやり方をしてでも稼ぎたいのかどうか。美学を持って仕事をする人もいれば、利益だけを追求する人間もいる」と述べ、「それ故、意見は分かれる」ともつづった。

さらに、「世の中は善い人間ばかりじゃないし、善人が報われるとも限らない。善悪と強弱は移ろいやすく、視点や時代によっても変わる。だからこそビジネスの世界は面白いんだけどな」とし、最後には「こういう問題は双方の言い分を冷静に読み解く、個人の力と判断力の問題だろう」と結んだ。