橋下徹氏、フジ問題巡る長野アナの“炎上”発言を擁護「問題はない」

via 橋下徹氏公式Xより引用
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が8日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、元タレント・中居正広氏の女性トラブルを巡るフジテレビの問題について言及。報道番組「Mr.サンデー」で共演した元フジテレビアナウンサー・長野智子氏の発言を擁護した。

問題となったのは、MCの宮根氏からの「有名タレントからの誘いは断りにくいか?」との問いに対する、長野氏の「私、嫌だったら行かないと思うんですけど」という番組での発言。これに対しネット上では「二次加害ではないか」「被害者を責めているように聞こえる」といった批判の声が上がっていた。

この一連の批判を受けて、長野氏は翌7日に自身のXで「私の言葉足らずのために本意を伝えることができず反省しています」と投稿し、謝罪していた。

橋下氏は8日、X上でこの謝罪記事を引用する形で「発言に問題はないと思う。長野さんは、被害者Aさんに誘いを断れと言ったわけではない」と長野氏を擁護。発言の意図が誤って伝えられているとし、持論を展開した。

橋下氏はまず、「社員には2人きりの誘いは断るか、報告連絡相談するようにと方針を出すのが組織の原則」とした上で、「フジテレビの風土で被害者Aさんがそれができなかったのであれば、その風土を正し、きちんと断るか報告連絡相談できる体制を整えなければならない。フジテレビの風土の中、きちんと断れる人、報告連絡相談できる人を責める話ではない」と指摘。

続けて、「今回の件を受けて、社員に業務上2人きりになるな、なるなら報告連絡相談をせよという組織方針を出すことを二次加害だと言ってしまうと、社員のプライベートを全て禁止するようなことになる」とし、「組織の原則は、業務上危険な場所に勝手に行くな、報告連絡相談せよというもの。そしてそのようにできる組織風土の確立」と、組織の在り方にも言及した。

最後に橋下氏は、「今回のフジテレビは組織風土が悪く、被害者Aさんが断れなかった、報告連絡相談できなかったことが問題。だからといって、きちんと断れる人、報告連絡相談できる人を責める話ではない」と重ねて指摘した。