64歳女性、高速道路の中央に椅子を広げ座り込む…警察と数時間にらみ合い

米テキサス州ヒューストン郊外で現地時間6月27日、64歳の女性が銃を手に高速道路上で座り込むという異常事態が発生し、現場は一時大混乱に陥った。

米メディア『New York Post』などの海外報道や当局の発表によれば、この女性は自ら車を反転させ、意図的に大型トレーラーへ衝突。その後、車から降り、中央車線に折りたたみ椅子を広げて座り込み、38口径のリボルバーを手にした状態で警察とにらみ合いになったという。

現場には危機交渉人が派遣され、さらに女性の娘も駆けつけた。その後、女性は交渉人に自ら近づき、自発的に投降。拘束後、病院に搬送されたという。女性には精神疾患があったと報道されている。

現地の保安官事務所は、事件の最中、Facebookを通じ「ノース・フリーウェイとサイプレスウッド・ドライブ付近で武装した容疑者。現場付近を避けてください！」「容疑者は指示に従わず、武器も手放していない。南北両車線は緊急対応のため封鎖中」などと緊迫した状況を随時投稿していた。

事件が解決すると、「発生していたにらみ合いは、平和的に解決しました」と報告し、「今回の事態を平和的に解決へと導いた、すべての勇敢な隊員の皆さんに感謝します」と感謝の意を表明した。

なお、この事件に関連する負傷者は報告されておらず、犯行の動機など事件の背景については現在も調査が続いているという。