ベストセラー『独学大全』で知られる読書猿が、自身初となる“薄い本”『苦手な読書が好きになる! ゼロからの読書教室』(NHK出版)を5月23日に刊行する。
読書猿といえば、これまで分厚く情報量に富んだ「大全」シリーズで知られてきたが、今回は読書に苦手意識を持つ人のために、あえてコンパクトかつ親しみやすい一冊に仕上げた。文芸評論家・三宅香帆氏も「読書猿さん、こんなにすべて教えてしまっていいんですか!?」と推薦の言葉を寄せるなど、注目が集まっている。
読むのが遅い、面倒くさい、何を読んだらいいのかわからない……読書にあこがれはあっても、悩みは尽きないものだ。本書では、「全部読まなくてもいい」「はじめから読まなくてもいい」「最後まで読まなくてもいい」など、従来の読書観を覆すようなアプローチで読書の“ハードル”を下げる工夫が満載だ。
読むのが遅い、面倒くさい、何を読んだらいいのかわからない……読書にあこがれはあっても、悩みは尽きないものだ。本書では、「全部読まなくてもいい」「はじめから読まなくてもいい」「最後まで読まなくてもいい」など、従来の読書観を覆すようなアプローチで読書の“ハードル”を下げる工夫が満載だ。
また、図書館の活用法や百科事典、書誌情報の使い方なども紹介されており、読書への理解を深める実践的なヒントが詰まっている。
著者自身も「こんなペンネームなのに、本を読むのは苦手だ」とあとがきで明かしており、読書に悩む人々への共感に満ちた視点が貫かれている。読書にあこがれはあっても、何をどう読んでいいかわからない——そんな“読書への片思い”に寄り添う一冊として、幅広い層に届きそうだ。
内容
第1部 本となかよくなるために……しなくてもいいこと、してもいいこと
● 第1回 全部読まなくてもいい
● 第2回 はじめから読まなくてもいい
● 第3回 最後まで読まなくてもいい
● 第4回 途中から読んでもいい
● 第5回 いくつ質問してもいい
● 第6回 すべてを理解できなくてもいい
● 第7回 いろんな速さで読んでいい
● 第8回 本の速さに合わせてもいい
● 第9回 経験を超えてもいい
● 第10回 小説なんて読まなくていい
● 第11回 物語と距離をおいていい
● 第12回 小説はなんでもありでいい
第2部 出会いたい本に出会うために……してみるといいこと、知っておくといいこと
● 第13回 いろんな本を知ろう
● 第14回 本の海「図書館」へ行こう
● 第15回 レファレンスカウンターに尋ねよう
● 第16回 百科事典から始めよう
● 第17回 百科事典を使いこなそう
● 第18回 書誌はすごい道具
● 第19回 書誌を使ってみよう
● 第20回 件名を使いこなそう
● 第21回 上位概念を考えよう
● 第22回 リサーチ・ナビを活用しよう
● 第23回 青空文庫に浸ろう
● 第24回 デジコレにもぐろう
本書「あとがき」より
こんなペンネームなのに、本を読むのは苦手だ。
小さな頃から、本を読むのはあまり好きでなかったし、得意でもなかった。何より集中が続かない。本を開いて読み始めても20分もすれば力尽きてしまう。なので、たくさん読むことは難しい。 何かのきっかけがあって苦手な読書が楽しめるようになったとか、素晴らしい方法を発見してスラスラ本が読めるようになったとか、そういう話ができればいいのだけれど、残念ながら私にはそういう幸運は起こらなかった。(中略)この本に書いたのは、そんなささやかな工夫や気の持ち方、たとえば読書についての考え方のようなことだ。
著者情報
読書猿(Dokushozaru)
正体不明の読書家。著書に『アイデア大全』『問題解決大全』(共にフォレスト出版)、『独学大全』(ダイヤモンド社)。幼い頃から読書が大の苦手であった自身が、読書家となるまでに培った経験が、本書に注ぎ込まれている。
商品情報
『苦手な読書が好きになる! ゼロからの読書教室』
著者:読書猿
出版社:NHK出版
発売日:2025年5月23日
定価:1,760円(税込)
判型:四六判並製
ページ数:208ページ(オール2C)
ISBN:978-4-14-081995-1
Amazon:https://amzn.to/430268v
楽天ブックス:https://a.r10.to/hkEI8T
著者自身も「こんなペンネームなのに、本を読むのは苦手だ」とあとがきで明かしており、読書に悩む人々への共感に満ちた視点が貫かれている。読書にあこがれはあっても、何をどう読んでいいかわからない——そんな“読書への片思い”に寄り添う一冊として、幅広い層に届きそうだ。
内容
第1部 本となかよくなるために……しなくてもいいこと、してもいいこと
● 第1回 全部読まなくてもいい
● 第2回 はじめから読まなくてもいい
● 第3回 最後まで読まなくてもいい
● 第4回 途中から読んでもいい
● 第5回 いくつ質問してもいい
● 第6回 すべてを理解できなくてもいい
● 第7回 いろんな速さで読んでいい
● 第8回 本の速さに合わせてもいい
● 第9回 経験を超えてもいい
● 第10回 小説なんて読まなくていい
● 第11回 物語と距離をおいていい
● 第12回 小説はなんでもありでいい
第2部 出会いたい本に出会うために……してみるといいこと、知っておくといいこと
● 第13回 いろんな本を知ろう
● 第14回 本の海「図書館」へ行こう
● 第15回 レファレンスカウンターに尋ねよう
● 第16回 百科事典から始めよう
● 第17回 百科事典を使いこなそう
● 第18回 書誌はすごい道具
● 第19回 書誌を使ってみよう
● 第20回 件名を使いこなそう
● 第21回 上位概念を考えよう
● 第22回 リサーチ・ナビを活用しよう
● 第23回 青空文庫に浸ろう
● 第24回 デジコレにもぐろう
本書「あとがき」より
こんなペンネームなのに、本を読むのは苦手だ。
小さな頃から、本を読むのはあまり好きでなかったし、得意でもなかった。何より集中が続かない。本を開いて読み始めても20分もすれば力尽きてしまう。なので、たくさん読むことは難しい。 何かのきっかけがあって苦手な読書が楽しめるようになったとか、素晴らしい方法を発見してスラスラ本が読めるようになったとか、そういう話ができればいいのだけれど、残念ながら私にはそういう幸運は起こらなかった。(中略)この本に書いたのは、そんなささやかな工夫や気の持ち方、たとえば読書についての考え方のようなことだ。
著者情報
読書猿(Dokushozaru)
正体不明の読書家。著書に『アイデア大全』『問題解決大全』(共にフォレスト出版)、『独学大全』(ダイヤモンド社)。幼い頃から読書が大の苦手であった自身が、読書家となるまでに培った経験が、本書に注ぎ込まれている。
商品情報
『苦手な読書が好きになる! ゼロからの読書教室』
著者:読書猿
出版社:NHK出版
発売日:2025年5月23日
定価:1,760円(税込)
判型:四六判並製
ページ数:208ページ(オール2C)
ISBN:978-4-14-081995-1
Amazon:https://amzn.to/430268v
楽天ブックス:https://a.r10.to/hkEI8T