倉田真由美氏、『庶民が頑張っても世の中変わらない』言説に苦言「本当に腹が立つ」「心意気に水を差さないで」

漫画家の倉田真由美氏が4日、自身のX（旧Twitter）を更新し、『庶民が一生懸命意見を述べたり頑張ったところで世の中変わらない』といった言説に対し、苦言を呈した。

倉田氏は、「『庶民が一生懸命意見を述べたり頑張ったところで世の中変わらないでしょ。自分と自分の家族の幸せだけ考えればいいのに』とか訳知り顔でいう人、本当に腹が立つ」と吐露。

続けて、「自分がそうするのは構わないしそう思うのも勝手だが、他人が必死に社会をいい方向に向かわせようとするその心意気に水を差さないでよ」と訴えた。

さらに続く投稿では、「本当に庶民が何の抵抗も示さずただ従っていたら、権力は好き勝手に我田引水を行い、もっとひどい社会になっている。権力の象徴たる政治家は庶民の一票の積み重ねで決まる。庶民の声を完全に無視することはできないんだから、声を上げることには大きな意味がある」とつづった。

倉田氏の一連の投稿に対し、Xユーザーからは「自分もそう思います」「こうして声を上げてくれる知識人がいてくれることがありがたいです」「水を差している人は、いい方向に向かっていないと思うから水を差しているわけです」といった声が寄せられている。