山尾志桜里氏、中国大使館侵入事案に私見「『日本政府は謝罪すべき』との主張があるけれどナイーブすぎ」「中国政府の思う壺」

via 山尾志桜里氏公式Xより引用
元衆議院議員で弁護士の山尾志桜里氏が6日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、中国大使館への侵入事案をめぐる「日本政府は謝罪すべき」とする主張に対し、慎重な見解を示した。

山尾氏は、「中国大使館侵入事案につき『日本政府は謝罪すべき』との主張があるけれどナイーブすぎるかと。『誠意を見せる』つもりが、国際社会からは『非を認めた』と評価される可能性が高く、全く日本外交の得点にならない上、中国政府の思う壺」とつづり、安易な謝罪が外交上の不利益につながる可能性を指摘した。

続けて、「いうまでもなく在日中国大使館への侵入という結果は、ホスト国日本の法的責任とは直結しません。にもかかわらず現時点で政府が謝罪すれば、ウィーン条約22条上の公館保護義務違反を自認したと受けとられるリスクがある。少なくとも中国政府はそのように喧伝するでしょう」と述べ、法的観点からも謝罪のリスクを強調した。

また、過去の事例として、2002年に中国武装警官が瀋陽の日本領事館に侵入した際の対応を挙げ、「2002年中国武装警官が瀋陽の日本領事館に侵入した事案で中国側が取った態度は、謝罪でも遺憾表明でもなく、『日本側の同意があった』という弁解と侵入の違法性そのものの否定でした(むろん日本政府は同意を否定)。それも前例として知っておくべきことだと思う」と指摘した。

さらに、現時点では捜査段階にあることにも言及し、「そもそも事案発生から2週間足らずでいまだ起訴前捜査段階ですよね。動機・精神状態・背後関係の有無などをまさに捜査している段階であって、個人責任すら不明なのに、国家責任を認めるような勇み足はありえないと思います」とつづった。