『サピエンス全史』を超える衝撃!"知の巨人"ハラリ新作のプロローグ全20000字無料公開!

歴史学者・哲学者として世界的に著名なユヴァル・ノア・ハラリの新刊『NEXUS 情報の人類史』(柴田裕之訳/2025年3月5日発売)の「プロローグ」全文(27ページ分、約20,000字)が、4月17日からWeb河出にて特別無料公開された。

『サピエンス全史』で知られるハラリが、6年ぶりに書き下ろした本作は、情報が人類にもたらしてきた恩恵と危機を描く大著である。タイトルの「ネクサス(NEXUS)」には、「つながり」「絆」「中枢」といった意味が込められており、人間社会の構造と変容を読み解く鍵となっている。

SNSでの偽情報や陰謀論、メディアなどの規制・弾圧による独裁化……。昨年9月の英語版刊行後、米大統領選でのトランプ氏再選により、2025年の世界を予言するかのような本書の内容にますます注目が高まっている。そして、とどまることをしらない生成AIの進化。本書は、AI革命の今後を考えるためのヒントも数多く提示している。

本書には著名人からの絶賛が相次いでおり、台湾デジタル担当初代大臣のオードリー・タン氏やビル・ゲイツ氏も以下のように称賛の声を寄せている。

「その深い洞察は、私たちが著書『PLURALITY』で提唱する多元的な共創の原理とも響き合い、進化するデジタル時代で人々を導く羅針盤となる。」
――オードリー・タン氏(台湾・初代デジタル発展相)

「ハラリは、情報はいつでも多いほうがよいと思っていた私のような人間を笑いものにしている。〔中略〕基本的には、彼が正しくて私が間違っていたのだと言おう。」
――ビル・ゲイツ氏(マイクロソフト共同創業者)

3月5日の刊行以降、Amazonオールジャンル1位・2位独占のほか、紀伊國屋書店全店、丸善ジュンク堂書店全店、TSUTAYA全店など、全国の書店でも人文書等ジャンル1位にランクイン。わずか1か月で累計15万部を突破し、4月1日の重版出来により、さらなる注目が集まっている。

■「プロローグ」には本書のエッセンスが凝縮

via 「プロローグ」冒頭(『NEXUS 情報の人類史(上)』より)
『NEXUS 情報の人類史』は、上巻「人間のネットワーク」、下巻「AI革命」で構成される、計600ページを超える大著だが、その冒頭「プロローグ」には本書のエッセンスが凝縮されている。

「私たちは自らの種(しゅ)を「ホモ・サピエンス」と名づけた——「賢いヒト」という意味だ。だが、どれだけその名に恥じぬ生き方をしてきたかは疑わしい。」

という一文から始まる「プロローグ」は、混沌とする現代が抱える課題を人類史スケールで鋭く炙り出して提示した上で、本書においてどのように思考し解説を進めていくのか、各章に分けて予告していく重要なパートとなっている。

「プロローグ」全文特別無料公開はこちら
https://web.kawade.co.jp/tameshiyomi/125429/
【書籍情報】

書名:NEXUS 情報の人類史(上・人間のネットワーク/下・AI革命)
著者:ユヴァル・ノア・ハラリ
発売⽇:2025年3月5日
各巻税込定価:2,200円(各巻本体2,000円)

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■著者略歴

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)

歴史学者、哲学者。1976年生まれ。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して2002年に博士号を取得。現在、ケンブリッジ大学生存リスク研究センター特別研究員。著書『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21 Lessons』、および児童書シリーズ『人類の物語 Unstoppable Us』(以上、河出書房新社)は世界的なベストセラーになっており、ハラリ氏の著作は、世界65の言語で累計4500万部発行されている。社会的インパクトのある教育・ストーリーテリング分野の企業「サピエンシップ」を、夫のイツィク・ヤハヴ氏と共同設立。