山尾志桜里氏、「覚醒」「闇落ち」との声に反応「私が明確に対中強硬派に転じたのは…」

via 山尾志桜里氏公式Xより引用
元衆院議員で弁護士の山尾志桜里氏が29日、自身のX(旧Twitter)を更新。近頃ネット上で寄せられている「覚醒した」「闇落ちした」といった評価について、自らの思いを語った。

山尾氏は、「年末仕事がひと段落したので、最近ネットで少々『覚醒した』あるいは『闇落ちした』などコメントをもらっている件について!」と書き出し、「もちろん『覚醒した』と言って頂くのは嬉しいです。変化を見て下さってありがとうございます」と率直な思いを明かした。

そのうえで、自身の対中姿勢の変化について、「私が明確に対中強硬派に転じたのは、2019年の香港弾圧からです」と説明。「経済成長で民主化するとの甘い観測で稼いだ時間を、中国は独裁強化と軍事強化に有効活用し、現在の拡張主義の基盤を作りました。中国への警戒感が不十分であったことを反省し、その後は、対中政策を変える必要があると国内外で訴えてきました」と、立場を転じた経緯を明かした。

さらに、「日本が生き残り繁栄するためにも、日本は自ら力をつけるとともに、中国の『力による支配』には徹底して抗議をし抑止する必要があります」と述べ、対中抑止の必要性を強調した。

人権問題の観点からも、「香港だけでなくウイグルやチベットなどでの弾圧をみれば、人権保障の観点からも対中強硬になるのは必然でした」と説明。「日本という国家には、アジアの同志の自由、そしてなにより日本国民の自由を守り抜く責任があります」とし、「香港の自由は台湾の自由と接続し、アジアの自由は日本の自由と接続します」と説いた。

また内政についても言及し、「平時に国家が国民の人生と自由をできるかぎり保障してこそ、いざというときに日本は国民国家という単位で強さを発揮できる国になれるはずです」と持論を展開。

戦後日本の国家観について、「戦後日本は、極端に国家と国民を対抗関係に置く視点を強く打ち出してきましたが、もう80年が経過し時代は変わりました」とし、「国民一人ひとりの中に、国家への警戒感だけでなく、国家への健全な帰属意識が育つためにも(警戒と帰属は両立します)、国には徹底して国民の人生を応援してもらいたいと思います」と訴えた。

自身の今後については、「私もさらに自分の見解を発信するなかで、『覚醒したと思ったら寝落ちした!』と言われるときがあるかもしれません」としつつ、「ただその背景にはこの『強い国民国家の作り方』という問題意識があることを知っておいて頂ければ幸いです」と理解を求めた。

一方で、「『闇落ちした』とのコメントも散見されます」とも触れ、「自分の価値観だけを絶対視せず、変化の余地のあるリーズナブルな見解を心がけていますが、なお『闇』と感じる方がいるならそれはそれで仕方ないです」と冷静に受け止めた。

そのうえで、「『〇〇に寄稿するとはここまで堕ちたか!』とか『〇〇と対談するとはけしからん!』という類のコメントについては、すみませんがスルーしています。エコーチェンバーに入らず、世界を広げ、成長しながら合意点を見つけていきたので、ご理解頂ける方にはご理解頂けると幸いです」と、理解を求めた。

山尾氏は最後に、「いずれにしても、こうして言葉を届ける相手がいるというのは幸せなことです」とつづり、「年内もあと2日。大切にこの2日を暮らして、よい新年を迎えたいですね!」と締めくくった。