「血の海だ…」イランで“真紅の海”が出現 雨と赤土が生んだ神秘の絶景にSNS騒然「聖書に出てくる奇跡のよう」

イラン南部のホルムズ島で、まるで“血の海”のような光景が現れたとして、SNS上で大きな注目を集めている。赤く染まった海と滝のように流れ落ちる雨水の動画が現地ツアーガイドのInstagramに投稿され、瞬く間に拡散された。

赤い土と雨が織りなす神秘的な現象

ホルムズ島は、赤い酸化鉄を多く含む「ゲラック」と呼ばれる土壌で知られる場所。先日この地域に強い雨が降り、赤土が雨水に混ざって岩肌を伝い流れ落ち、海岸線には赤い筋が。さらに海水と混ざることで、海が鮮やかな赤色に染まるという珍しい現象が生まれた。

この自然現象を捉えた動画はツアーガイドのInstagramアカウント「@hormoz_omid」によって共有され、多くの反響を呼んでいる。キャプションには「今日は観光客が訪れて、レッドビーチが最高に魅力的だった」とコメントが添えられていた。

via Instagram@hormoz_omid より引用

via Instagram@hormoz_omid より引用

SNSでの反応「聖書に出てくる奇跡のよう」

SNSには多くのユーザーがコメントを寄せており、「なんて美しいんだ、驚きと感動が同時に」「これは聖書に出てくる奇跡のようだ」「この光景は世界のどこでも見ることができない」といった驚きと感動の声が多数寄せられた。

経済的にも価値のある“赤土”

ホルムズ島の赤い土は観光資源であるだけでなく、化粧品や染料、陶器などさまざまな産業に使われており、長年にわたって輸出もされている。また地元の料理にも用いられており、ソースやジャムにスパイスとして使われることもあるという。

島のビーチには、海の洞窟や金属のように輝く砂浜など、神秘的なスポットが多く、今回のような現象はそうした魅力にさらなる彩りを加えている。