芥川賞作家、エスカレーター“片側空け”に警鐘「いい加減、止めましょう」 都内で転落事故を目撃

via 平野啓一郎氏公式Xより
芥川賞作家の平野啓一郎氏が12日、自身のX(旧Twitter)を更新し、エスカレーターの片側を歩行者のために空ける慣習に対して異議を唱えた。

平野氏は、「昨日は都内某所で、下りエスカレーターから転落したらしい人を目にした」と報告。続けて、「既に多くの人が処置に当たっていたので、僕はその輪に加わらなかったが、顔から落ちたらしく、倒れたまま出血して動けなくなっていた様子はショッキングだった」と、事故の衝撃的な状況を綴った。

その上で、「その方の状況はわからないが、一般に転落事故のリスクが高まるのはエスカレーターを歩くこと。いい加減、片側を空けるのは止めましょう」と呼びかけた。

エスカレーターの安全な利用については、鉄道事業者などが「歩かずに立ち止まって手すりにつかまる」ことを推奨しており、埼玉県ではエスカレーターの安全利用を促す条例も施行されている。しかし、特に都市部では「急いでいる人のために片側を空ける」という慣習が依然として根強く残っているのが現状だ。