“余命宣告の息子”にSwitch2の購入優先を…任天堂の対応めぐりネットで議論白熱

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任天堂が発売を予定している新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の購入をめぐり、X(旧Twitter)上でのある投稿が、大きな議論を巻き起こしている。

発端となったのは、あるXユーザーによる「息子は小児がん患者で余命宣告を受けております。任天堂さんに小児がん患者の購入優先度を上げていただけませんか?」という趣旨の投稿だ。

このユーザーはさらに、任天堂カスタマーサポートからの返答として、「ご事情をお伺いしているところ、大変恐れ入りますが、『Nintendo Switch 2 』の特別枠でのご購入はできかねます」「せっかくお問い合わせいただきましたのにこのような回答しかできず心苦しい限りではございますが、何卒ご容赦賜りますようお願いいたします。お子さまの回復を心よりお祈り申し上げます」といった内容のメールを公開した。

この投稿とそれに対する任天堂の対応とされる内容は瞬く間に拡散され、Xでは「任天堂の対応」がトレンド入りした。ネットユーザーからは様々な意見が噴出し、議論が過熱している。

「一度認めてしまうと『じゃあうちも』って人が後を絶たなくなる」
「真実かどうかを確かめる事は難しい以上、仕方ない対応では」
「自分の子を幸せにしてあげたいと思う心は痛いほど理解出来る。任天堂にとっても断腸の決断だったと思う」
「お子さんを考えると心が痛むけれど、任天堂は企業として難しいながらも誠実な判断をしたと思う」
「『全ての者に公平である』ためには『全ての者に冷徹であらねばならぬ』ということ」
「米で余命2カ月の男性に公開前のスター・ウォーズ最新作を観せてあげた事例が過去にあった。不公平であっても特別な対応があっても良いと思う」

なお、「Nintendo Switch 2」はマイニンテンドーストアでの抽選販売のほか、全国のゲーム取扱店やオンラインショップで順次、予約または抽選の受付を行っている。高い注目度から競争率も激しく、転売対策などの観点からも、原則として厳格な抽選制が採られている状況だ。