堀江貴文氏、GMOサイバー攻撃の続報を解説「犯人にたどり着けるかというと…」

実業家の堀江貴文氏が28日、自身のYouTubeチャンネルを更新。「GMOへのサイバー攻撃の続報について解説します」と題した動画を公開し、GMOのデスクトップクラウドを標的としたサイバー攻撃および顧客の個人情報流出を巡る最新の状況や、企業への影響について解説した。

動画内で堀江氏は、身代金要求に応じなかったとしてハッカーによって予告通り第1号の個人情報が晒された件について言及。一部報道で流出情報の内容を巡る真偽について触れられていた点について、GMOの熊谷正寿代表が犯人を許さない姿勢を示し、被害者への謝罪に動いていたことなどから、「本物の情報だという風に認識してたんじゃないでしょうかね」と推測した。

その後の状況として、問題のサイトはDNS(ドメインネームシステム)から削除されて一般のウェブ上からはアクセス不能になったものの、サーバー自体は存続しており、ダークウェブ経由でアクセス可能な状態が続いていると説明。「SNS上の情報ではすでに5件晒されているという情報もあります」とし、ダークウェブやブロックチェーン上にデータが残り続ければ外部からの削除や対処は極めて困難であると指摘した。

また、今回の事件で警察が動いたり、国際刑事警察機構に通報したりしたとしても、「どんなに頑張ったところで、犯人にたどり着けるかというと、お金のやり取りがなかったりとか、もしGMOにめちゃくちゃ恨みを持ってる人たちの反抗だったとすると、足跡を見つけるのがなかなか難しいのかな」とし、「攻撃がいつ止むのかは、まだまだ分からないような状況にあるのかなと思います」との見方を示した。

さらに堀江氏は、GMOグループ傘下の金融サービスそのものの脆弱性の有無について言及。金融庁の管轄下にある銀行や証券会社のシステムはセキュリティレベルが極めて高く、「パスキーとか2段階認証みたいなことをやってないような個人のアカウントを乗っ取ることは可能かもしれませんが、大規模にシステムそのものをハックして、銀行の残高をゼロにするみたいなことはなかなか難しい」と語った。

その一方で、クラウド上のデスクトップ環境を使ってFX取引を行うという利用形態は行政も想定していなかった「金融システムの盲点」だったと分析。今回の問題で、「金融的なサービスをやってるところは相当大きな風評被害を受けるんではないかなと思ってます」と懸念を示した。