「名刺入れの上に名刺を載せるな!」 LINEヤフーの会長が説く名刺マナーに異論噴出「また納得できないマナーが増えた」

LINEヤフー株式会社の代表取締役会長である川邊健太郎氏が、3月27日に自身のX(旧Twitter)に投稿した内容が、SNS上で大きな注目を集めている。

投稿は「名刺入れの上に名刺を載せるな!」という強いタイトルで始まり、名刺交換の場でよく見かける“名刺入れを台座のように使う行為”を明確に否定している。川邊氏は「小笠原流礼法の方に話を伺ったところ、これは完全に間違えた作法だそうです」と述べており、その背景には明確な根拠があるという。

曰く、「名刺入れは頂いた大事な名刺を汚さない、折れないようにする為の袋」なので、その表面は本来“汚れている”前提で扱うもの。したがって、その上に相手の名刺を置くという行為は、名刺を汚れた場所に置くことになり、相手に対して失礼にあたるというのだ。

では、どのように名刺を扱うのが正しいのか。川邊氏によれば、「頂いた名刺が1、2枚の場合は、その場で相手の名前を覚えて名刺入れに大事にしまって会話をするのが正しい作法」。また、「枚数が多く、とても覚え切れない状況の場合は、名刺入れではなく、机の上に置くのか正解」としている。

さらに川邊氏は、「私はこの話はかなり昔に聞いたので、それ以来、名刺入れの上に名刺は置いてません!なるべくお名前を覚えて名刺入れにしまうようにしているので、脳にも良い気がしています」と明かし、「置いてはならない理由に納得がいったら、ぜひ実践してみてくたさい」と呼びかけた。

■コミュニティノートが付される

この投稿には後に、Xのコミュニティノート(誤解を招く可能性のある投稿に対して、ユーザーが匿名で背景情報を追加できる機能)が付された。

ノートでは、「マナーとは、相手に不快感を与えないための心遣いを表す言動や行動ですが、社会通念上、◯◯◯流のマナーが正解というものはありません」と前置きしたうえで、「厚生省労働局が発行しているビジネスマナー読本では、名刺入れの上に名刺を乗せ、テーブルの上におき、相手側が複数の時は、座っている順番に名刺を並べることを推奨マナーとして例示しています」と指摘されている。

この“マナーの正解”を巡る見解の違いが、ネット上での論争を呼ぶこととなった。
SNSでは、投稿内容に対して多くの異論が噴出している。

「納得できないので実践しません」
「また納得できないマナーが増えた」
「話してる途中で名刺を仕舞われたら、話を終わらせたいのかと思ってしまう」
「すぐ仕舞う営業マンなんて見たことない」
「ネタかと思ったら本気で言ってて頭抱える」
「名刺を名刺入れの上に置いたところで、不快に感じる人なんていない」
「浸透していないマナーに価値はない」

また、紙の名刺そのものに対する疑問も浮上しており、「名刺なんてもらっても困る人がいる」「そろそろ名刺文化をやめた方がいいのでは」といった声もあがっている。

近年では、マナーに関する話題が注目を集める一方で、“マナー疲れ”とも呼ばれる声も広がっている。マナーのあり方については、今後も引き続き議論が続いていきそうだ。

■ネットの反応「納得できない」