全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長が13日の定例記者会見で、現在のコメの価格について「決して高いとは思っていない」と発言したことが、大きな波紋を広げている。この発言に対し、大阪府の吉村洋文知事がXで異議を唱えるなど、ネット上で議論が白熱している。
大阪府の吉村洋文知事は同日、自身のXを更新し、「コメ決して高くない JA全中会長」というネットニュース記事を引用。「いや、さすがに1年で2倍は高いでしょ」と苦言を呈し、「コメ農家さんの収入が上がるのは賛成。同時に、安いコメを購入できる国民の選択も認めるべきだ。国は輸入米を制限してこの選択肢を奪っている。今、コメ政策の構造改革をしないと最後、外国にやられる」と懸念を示した。
実際、現在店頭に並ぶ5kgあたりのコメ価格は4,000円を超える水準が続き、1年前の約2,000円から倍増。政府は備蓄米の市場投入で価格抑制に動いているが、焼け石に水との声も少なくない。
山野会長の「高くない」発言に対し、ネット上では「主食の価格が突然2倍になって高くないわけがない」「高い、高くないは購入者が決める事であって、JAが判断する事ではない」「価格上昇分が農家にちゃんと還元されていないのに誰が儲けてるのか」など疑問や批判の声が多く寄せられている。
一方で、一部には「米農家の収入増は必要」「今までが安すぎたのでは」と生産コストの上昇や農家の厳しい経営状況に理解を示す声もあるが、それでも「ならば農家にどれほど還元されているのか、流通の透明性と共に明示すべきだ」と、情報開示や構造改革を求める声が多い。
また、「JA等の中間業者が儲かるばかりで、農家に恩恵がない」「中間マージンが大きすぎる」といった流通構造への不信感や、「このままでは国産米離れが進む」と将来を危惧する意見も噴出している。
コメの価格をめぐる今回の議論は、多くの人々の暮らしに直結する問題だけに、今後の政府や関係機関の対応に引き続き注目が集まりそうだ。
大阪府の吉村洋文知事は同日、自身のXを更新し、「コメ決して高くない JA全中会長」というネットニュース記事を引用。「いや、さすがに1年で2倍は高いでしょ」と苦言を呈し、「コメ農家さんの収入が上がるのは賛成。同時に、安いコメを購入できる国民の選択も認めるべきだ。国は輸入米を制限してこの選択肢を奪っている。今、コメ政策の構造改革をしないと最後、外国にやられる」と懸念を示した。
実際、現在店頭に並ぶ5kgあたりのコメ価格は4,000円を超える水準が続き、1年前の約2,000円から倍増。政府は備蓄米の市場投入で価格抑制に動いているが、焼け石に水との声も少なくない。
山野会長の「高くない」発言に対し、ネット上では「主食の価格が突然2倍になって高くないわけがない」「高い、高くないは購入者が決める事であって、JAが判断する事ではない」「価格上昇分が農家にちゃんと還元されていないのに誰が儲けてるのか」など疑問や批判の声が多く寄せられている。
一方で、一部には「米農家の収入増は必要」「今までが安すぎたのでは」と生産コストの上昇や農家の厳しい経営状況に理解を示す声もあるが、それでも「ならば農家にどれほど還元されているのか、流通の透明性と共に明示すべきだ」と、情報開示や構造改革を求める声が多い。
また、「JA等の中間業者が儲かるばかりで、農家に恩恵がない」「中間マージンが大きすぎる」といった流通構造への不信感や、「このままでは国産米離れが進む」と将来を危惧する意見も噴出している。
コメの価格をめぐる今回の議論は、多くの人々の暮らしに直結する問題だけに、今後の政府や関係機関の対応に引き続き注目が集まりそうだ。