ロバーツ監督、8月好調の大谷翔平に苦言「大振りしすぎている」佐々木朗希は9月復帰見込み「160キロは出せる」

米大リーグ・ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、8月11日放送のABEMA独占インタビュー企画『おはようロバーツ』で、大谷翔平選手の打撃や佐々木朗希選手の復帰時期について語った。

大谷は8月に入り月間打率4割超と絶好調だが、115試合で142三振(8月11日時点)と三振の多さが目立つ。ロバーツ監督は「三振は気に食わないし気にするよ」「ホームランを1本打ったらあとは三振。翔平は少し大振りしすぎていると思う」と率直に指摘。「もっと二塁打を打つ意識を持つべき。二塁打を狙えばホームランも出るし、バッティングの調子も上がる」と助言した。さらに「(翔平に限らず)チーム全体で三振が多すぎると思う」とも述べ、打線全体の改善を求めた。

打順変更についても言及。7月21日から1番の大谷を2番に置いた経緯について、「打線について翔平と話したよ」「ベッツの調子が戻りそうなら2番から動かそうと思う」と説明。大谷が「必要なことならやってください」「9番打てというなら打ちますよ」と応じたことを明かし、「『9番はない、せいぜい2番』だと言いましたけどね」と笑顔を見せた。

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一方、佐々木朗希投手については、8月9日に3度目のライブBPを実施し「知っている限り調子はよかったみたい」「本人は投手復帰が楽しみだと言っていた」と語った。さらに「肉体強化も進んでいるし、脚も上半身も強化され、肩の調子も良く健康な状態です。復帰した時には球速160キロは出せると思う」と評価。「朗希には自信を持って欲しい。以前から朗希には自信がないように思えた。積極的に打者を攻めて欲しい。自分を信じて欲しい」とエールを送った。

復帰時期は「マイナーでの調整登板は3回程度。それぞれ3、4、5イニングを消化してもらうつもり。予定通り行けば9月初めには復帰できる」とし、「8月末に復帰できればと思っていましたが、今のところ9月初めになりそうです」と見通しを語った。

番組ではこのほか、大谷の緊急降板の舞台裏や今後の起用プラン、イチロー氏の殿堂入りに関する話題なども披露。『おはようロバーツ』はABEMAとYouTubeで無料配信中だ。