ロバーツ監督、大谷翔平を称賛「全てが計算されている」　佐々木朗希の“変化”にも言及「筋肉量が増えてきた」

米メジャーリーグ・ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、ABEMA独占インタビュー企画『おはようロバーツ』に出演し、“二刀流”として進化を続ける大谷翔平選手や、復帰を目指す佐々木朗希選手について語った。

番組では、ドジャースタジアムの監督室で行われたインタビューの中で、ロバーツ監督が大谷翔平選手の投手としての進化に期待を寄せる様子が印象的だった。

「翔平にはフォーシームのような真っ直ぐと、ツーシームのように変化する球があるといい。なので、投手復帰するにあたって一生懸命ツーシームを習得しようとしていた」と語ったうえで、「今の彼（大谷選手）はまずツーシームとフォーシームとスイーパーを安定させて、それからスプリットを少しずつ投げていこうとしている」と、その調整過程を明かした。

また、チームメイトからの反応について問われると、「みんな本当に驚いている」「いつでも球場で最高の選手であるというのは本当に驚き」と話し、「彼はホームランを打って、盗塁をして、打率も残す。そして時速102マイル（164キロ）を投げる、それもメジャーリーグで。そんなことは誰にも出来ない」「みんな驚きを持って彼を見ている」と語った。

そのうえで、「彼はその偉業のためにやるべきことを理解して、そのために何に集中すべきか知っている。彼のやること全てが計算されていて、すべきことに集中している」と、その冷静な姿勢を称賛した。

一方で、現在復帰を目指してリハビリに励む佐々木朗希選手の近況にも言及。

「トラヴィスコーチが佐々木の練習をよく見ているんだけど、佐々木の体が大きくなってきたと喜んでいた。筋肉量が増えてきたんだ」「佐々木は早く復帰したい気持ちが強い」「2週間前よりも明るくなってきたし、とてもリラックスしている」と、心身両面での変化を明かした。

さらに「理学療法に肩のためのトレーニングやウエイト、ランニング、スローイング、毎日2時間はトレーニングしている」「私が見る限りかなり良くなってきたし、体も大きくなった」と、順調な回復ぶりに期待をにじませた。

今回の放送ではこのほかにも、「もしも大谷選手が敵チームにいた場合のマル秘攻略法」や、ロバーツ監督が4度目の監督を務めるオールスター戦の裏話、さらにはウィル・スミス選手の“思わず笑った話”など、普段は見られない監督や選手たちの素顔が語られるシーンも多く、ファンにとって見逃せない内容となっている。