紀藤弁護士、“学歴詐称疑惑”田久保市長と小池都知事との違いに私見「全く事案が異なります」

弁護士の紀藤正樹氏が11日、自身のX（旧Twitter）を更新。静岡県伊東市の田久保真紀市長と東京都の小池百合子知事の“学歴詐称疑惑”をめぐる報道の違いについて私見を述べた。

発端となったは、フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏が自身のYouTubeチャンネルで田久保市長の学歴詐称疑惑に言及し、「メディアもさ、なんで東洋大学ならやるの？ エジプト・カイロ大学ならやらないの？ なんで伊東市長だったら連日やるの？なんで東京都知事だとやらないの？ その区分けがわからない」などと疑問を投げかけたことにある。

紀藤氏は、古舘氏のこの発言を報じるネット記事を引用したうえで、「こういう議論をする方がネット上でも散見されますが卒業証書を公開したか否かの点で全く事案が異なります。公開を拒否されると真偽も含めて市民は判断すらできず非民主的です」と私見をつづった。

さらに紀藤氏は、小池都知事がカイロ大学の卒業証書原本を公表したとする過去の報道記事を引用し、「念のため小池都知事の場合の記事。今回の田久保伊東市長との姿勢の違いは明白です。卒業証書を公開しないで選挙に出る、そして検察側の判断を待つという姿勢は、政治家として非民主的な発想ですし権威的です」と指摘した。