店員の“渡し間違い”で宝くじ1億円超え当選！幸運すぎる男性「最初はイタズラかと思った」

ミシガン州ヴァン・ビューレン郡に住む45歳の男性が、偶然手にしたスクラッチ式宝くじで100万ドル（約1億4千万円）を当てた。店員の渡し間違いが“幸運なミス”となったこの出来事は、まるで映画のような展開となっている。

この男性が当選したのは、ミシガン州宝くじが販売する「メジャー・キャッシュワード（Major Cashword）」というインスタント宝くじ。ミシガン州の小さな町ポーポーにあるガソリンスタンドで購入された。

男性は当初、別のゲームを希望していたが、店員が誤って「メジャー・キャッシュワード」のチケットを渡してしまったという。間違いに気づいた店員が交換を申し出たが、男性は「そのままにしておくよ」と受け取ることにした。

翌朝、チケットのバーコードを削った男性は、妻が宝くじアプリで読み取った結果に驚愕した。「100万ドルの表示が出た瞬間、息ができないほど驚いた。最初はいたずらかと思った」と語っている。

そして、当選チケットを保管するために、男性はユニークな方法を選んだ。「本物だとわかった後、チケットを瓶に入れて庭に埋めた。家に置いておいたら何か起こるんじゃないかと心配だったんだ」と明かした。

ミシガン州宝くじのコミッショナーであるスザンナ・シュクレリ氏は、「大当たりしたプレイヤーたちは、チケットを守るためにさまざまな方法をとる。瓶に入れて埋めるというのは、まさにユニークな方法ですね」とコメントしている。

この男性は、当選金全額を年金形式で受け取るのではなく、約63万4000ドル（約8900万円）を一括払いで受け取ることを選択。住宅ローンの返済や請求書の支払い、そして退職後の貯蓄に充てる予定だという。

「メジャー・キャッシュワード」は2024年2月に発売された1枚10ドルのスクラッチ式インスタント宝くじで、これまでに6500万ドル以上の賞金が支払われている。最高賞金100万ドルは残り2本、さらに1000ドルの賞金も1058本が残っているとのことだ。

2024年には、ミシガン州内でインスタントくじによる総当選額が17億8000万ドルに達しており、運試しを楽しむ人々にとって今なお人気の高いジャンルとなっている。