フィリピン・マニラ首都圏の金融中心地マカティ市で、大通りの排水溝から女性が這い出てくる様子が撮影され、大きな話題となっている。
この出来事を記録したのは、アマチュアカメラマンのウィリアム・ロバーツ氏。彼のInstagramの投稿によれば、ジム帰りにカメラ片手で街を歩いていたところ、マカティ市のV.A.ルフィーノ通りとアデラント通りの角で、排水溝から人の頭が突き出てくる瞬間を目撃したという。
「自分の目を疑いました。本能的にカメラを構えてシャッターを切りました」とロバーツ氏は語る。だが、その直後、女性は突如としてこちらに向かって走り出してきた。「一瞬、身構えました。アドレナリンが激しく噴き出しました」と、驚きと緊張の入り混じる瞬間を振り返っている。
直後に、すぐ後ろからスクーターに乗った警察官と思しき人物が「やめろ!」と叫んだため、ロバーツ氏は身構えるのをやめたという。女性はそのまま彼の目の前を駆け抜け、警察官が後を追いかけていった。周囲にいた通行人や交通整理員たちは、呆然としながらその異様な光景を見守っていたという。
ロバーツ氏はこの出来事について、「高層ビルと喧騒の裏には、文字通り隙間に生きる人々がいることを思い出させてくれる。地方自治体がこれらの人々を助けるか、少なくとも何が起こっているのかを解明する計画を立てることを願っています」とも語っている。
この出来事を記録したのは、アマチュアカメラマンのウィリアム・ロバーツ氏。彼のInstagramの投稿によれば、ジム帰りにカメラ片手で街を歩いていたところ、マカティ市のV.A.ルフィーノ通りとアデラント通りの角で、排水溝から人の頭が突き出てくる瞬間を目撃したという。
「自分の目を疑いました。本能的にカメラを構えてシャッターを切りました」とロバーツ氏は語る。だが、その直後、女性は突如としてこちらに向かって走り出してきた。「一瞬、身構えました。アドレナリンが激しく噴き出しました」と、驚きと緊張の入り混じる瞬間を振り返っている。
直後に、すぐ後ろからスクーターに乗った警察官と思しき人物が「やめろ!」と叫んだため、ロバーツ氏は身構えるのをやめたという。女性はそのまま彼の目の前を駆け抜け、警察官が後を追いかけていった。周囲にいた通行人や交通整理員たちは、呆然としながらその異様な光景を見守っていたという。
ロバーツ氏はこの出来事について、「高層ビルと喧騒の裏には、文字通り隙間に生きる人々がいることを思い出させてくれる。地方自治体がこれらの人々を助けるか、少なくとも何が起こっているのかを解明する計画を立てることを願っています」とも語っている。
地下に存在する“見えない生活”
現地メディア『Philstar Life』などの報道によれば、後日、現場を再訪したロバーツ氏は、排水溝の内部が人ひとり通れるほどの空間であることを確認。さらに、排水溝近くの川沿いにホームレスのコミュニティが存在することを知る。
排水路に隠れて暮らしていた女性は「BB」と呼ばれており、日中は地下に身を潜め、夜になると外に出て生活していたとみられる。
また、ソーシャルワーカーが介入し、女性は現在、社会福祉施設で保護下にあることも報じられている。フィリピン社会福祉開発省(DSWD)は、女性の状態を評価し、適切な支援を行う方針を示しているという。
排水路に隠れて暮らしていた女性は「BB」と呼ばれており、日中は地下に身を潜め、夜になると外に出て生活していたとみられる。
また、ソーシャルワーカーが介入し、女性は現在、社会福祉施設で保護下にあることも報じられている。フィリピン社会福祉開発省(DSWD)は、女性の状態を評価し、適切な支援を行う方針を示しているという。