(20076)

イギリスのマナー講師・ウィリアム・ハンソン氏が提唱する「バナナの正しい食べ方」が、SNS上で大きな物議を醸している。多くの人々が手で気軽に食べるバナナに対し、ハンソン氏はナイフとフォークを使うべきだと主張。そのチュートリアル動画が世界中で疑問や困惑の声を集めている。

ハンソン氏はロンドンに拠点を置くエチケット教育機関の事務局長であり、TikTokで270万人、Instagramで364万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーでもある。

そんな彼が、先月25日、自身のInstagramやTikTokに、「これがバナナを食べる唯一の方法です」との文言を添えた動画を投稿した。

動画内で彼は、バナナを前に、フォークとナイフを構えながら「私たちは霊長類のように手に取って皮をむいたりしません」と発言。

続けて、「その代わりに、ナイフとフォークを使います。まず、片方の端から切り落とし、次に、ナイフを横にしてもう片方の端を切り落とします。次に皮に筋を入れ、皮をむき、このように食べます」と、実践を交えて解説した。

この動画は瞬く間に拡散され、5万件以上のコメントが寄せられるほどの反響に。ネットユーザーからは、皮肉や戸惑いの声が殺到している。

「世界中の人を敵に回してしまったな」
「彼のやっていることは、もはやバナナ手術だ」
「霊長類の方が賢いんだろうな」
「この時間までにはバナナを6本食べ終わっているだろう」
「本当にこんな食べ方をする人たちがいるの?」
「明日職場でやってみて、みんなの反応を記録しよう」

一方で、「エチケットは失われつつある芸術。少しでも残したい」と好意的に受け止める声や、「動画を通じて注目を集める方法としては天才的」とマーケティング戦略を評価する声も見られた。

近年では、マナーに関する話題が注目を集める一方で、“マナー疲れ”とも呼ばれる声も広がっている。マナー論争は、これからも絶えることはなさそうだ。

This really is the only way you should be eating a banana. #williamhanson #etiquette #food

関連する記事

ライター