有吉佐和子による小説『青い壺』(文春文庫)が、異例のベストセラーとして注目を集めている。発行元である株式会社文藝春秋によれば、2023年12月に累計60万部を突破した後も勢いは止まらず、わずか2カ月で累計75万部を突破。昭和・平成・令和と時代を超えて読み継がれる作品として、多くの読者に愛され続けている。
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『青い壺』は1976年に『文藝春秋』誌上で連載され、単行本を経て文庫化。しかし一度は絶版となるも、2011年に復刊。2022年末には人気作家・原田ひ香氏が「こんな小説を書くのが私の夢です」とコメントを寄せた帯がきっかけで、再び注目を集めるようになった。以降、各メディアで取り上げられ、販売部数は急増している。

メディアでの注目度も急上昇
『青い壺』はNHK「おはよう日本」や「100分de名著」などでも取り上げられ、その深いテーマ性と普遍的なメッセージが視聴者の心を打った。また、日本経済新聞や朝日新聞でも特集が組まれ、文学界のみならず広範な関心を集めている。

作品紹介
<作品紹介>
無名の陶芸家が生んだ青磁の壺が売られ贈られ盗まれ、十余年後に作者と再会した時——。

定年退職後の夫婦、親の介護をする娘、遺産相続に頭を痛める妻など、人生の数奇な断面を描き出す絶品の13話!

出版社:株式会社 ⽂藝春秋

書 名:『青い壺』
著 者:有吉佐和子
判 型:文庫判
新装版発売⽇:2011年7⽉8日
定 価:781円(税込)
Amazon:https://amzn.to/3Fd4Qrb

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