古市憲寿氏公式Xより引用 (19567)

via 古市憲寿氏公式Xより引用
社会学者の古市憲寿氏が30日、自身のX(旧Twitter)を更新し、中居正広氏の代理人弁護士らが第三者委員会に対して提出した再釈明要求書に言及した。

中居氏側代理人は同文書において、「委員会は、中居⽒と相⼿⽅⼥性との間の守秘義務対象を誤認し」たと指摘。さらに、「当事者間の⽰談書において広範な守秘義務条項が存続しているにもかかわらず、解除費⽤の有無や対象範囲を確認せずに、中居⽒が『守秘義務解除に応じなかった態度』を不利益評価の根拠としたことは、貴委員会の守秘義務違反やプライバシー侵害に当たる可能性のある極めて重⼤な問題」としている。

古市氏はこの点について、「第三者委員会が【守秘義務の範囲を誤認していた】という指摘は重大だと思います」と切り出し、「第三者委員会は、中居さんが守秘義務解除に応じなかった「態度」を不利益認定の根拠にしていましたが、この指摘が事実なら【そもそも何が守秘義務の範囲かもわかっていなかったし確かめなかった】、ということになります」と指摘。

また、「中居さんは、6時間のヒアリングの際にも、守秘義務の範囲を含めてきちんと確認して欲しいと証拠持参で委員会に求めた」という経緯にも触れ、「『芸能人だから反論もしてこないだろう』と高をくくっていたのでしょうか。自分たちに都合のいい情報は無断で公開し、都合の悪い部分は守秘義務を理由に批判する。第三者委員会からどんな釈明があるのかわかりませんが、あくまでも今出ている情報を見る限り、第三者委員会の悪質さ、醜悪さに怒りを覚えます」と強い憤りをにじませた。

さらに、「第三者委員会の報告書って、週刊誌レベルの読み物なんですか? 物語を作るためには、好き勝手に情報を取捨選択していいんですか? 本当にそんな適当な事実認定を弁護士さんがしていいんですか?」と疑問を呈し、「この指摘が本当なら、報告書全体の信頼性が揺らいでくる話にもなります。本当にあの報告書は公正で中立なものだったのか。誰かの意図や悪意が介入していたのではないか。もしそうなら、あの報告書をもとにしたフジテレビの再建計画自体、崩れてくることになる」との見解を示した。

今回の中居氏側代理人による文書では、中居氏が1月に発表したコメントが、相手側弁護士の修正要求を受け入れた文章であったことも明かされている。古市氏はこの点についても触れ、「どの点に修正要求があったのかは書かれていませんが、『中居氏本人の本来の意図が伝わらず、誤解を招きかねない文章』という表現から推察するに、少なくとも一つは、当時批判された『示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました』という部分なのではないかと思います」と推察した。

古市氏は最後に、「このままでは第三者委員会という制度自体が疑問視されかねない。第三者委員会からは、前回のような言い訳じみた釈明ではなく、誠実な回答があるといいと思います」と締めくくった。

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