ロバーツ監督「予想していなかった」パドレスとの激闘と佐々木朗希の復帰を語る

ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督が、首位攻防戦の真っただ中で胸中を語った。

「ABEMA（アベマ）」は25日、独占インタビュー企画『おはようロバーツ』を配信。大谷翔平、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンらを擁し、昨季ワールドチャンピオンに輝いたロサンゼルス・ドジャースを率いるロバーツ監督が、ドジャースタジアムの「監督室」で取材に応じた。

シーズン残り32試合（8月24日時点）となり、サンディエゴ・パドレスとの熾烈な首位争いが続く現状について、ロバーツ監督は「こんな接戦になるとは予想していなかった」と率直な思いを吐露。「パドレスは素晴らしい野球をしていたが、我々がダメだった」と振り返り、想定外の展開に苦戦していることを明かした。

一方、4連敗後に迎えたパドレスとの直接対決で2連勝し首位を奪還、さらに本拠地で3連勝を飾った要因については、「パドレスはマチャドがけん引している。マチャドを制御できれば、パドレスをコントロールできる可能性がある」と分析。さらに「パドレスの一番の強みはブルペン陣。パドレス戦は早めにリードを奪えるように心がける」「ブルペンの才能ある投手たちが出てこないようにね」と采配のポイントを明かした。

また、15日にマイナー戦で97日ぶりに登板した佐々木朗希についても言及。「うれしかったね」と喜びを見せつつ、「まだまだ先は長い。ストライクや投球の質・速度などは練習やイニング数が必要。求められるレベルに達するまではね」と冷静に評価した。

最速95.7マイル（約154キロ）にとどまった球速についても、「彼は健康だし体も強くなっている。それが意図的なものや体あるいはフォームの問題か分からない。でも彼が我々とやりたいなら90マイル後半に達する必要がある」と語り、完全復帰には「あと4〜5回登板が必要」と慎重な姿勢を示した。

優勝争い真っ只中の戦略や選手への本音が語られた『おはようロバーツ』は、現在ABEMAで無料配信中である。