廃墟を偏愛する13人の旅人が記した奇書『廃墟マニアックス！ 廃愛本』発売！192頁オールカラー

誰にも知られることなく、ただ静かに時を重ね、朽ちていく風景。役目を終えた建物や道に残る、独特の空気感と美しさ。そこに「もののあはれ」や「無常観」といった、日本人が古来から持つ美意識を見出し、深く愛する人々がいる。

そんな「偏愛」を凝縮した一冊、『廃墟マニアックス！ 廃愛本』が、大洋図書より4月25日、ついに刊行された。

本書は、廃墟、廃道、廃ホール、廃旅館など、役目を終えた様々な場所を「偏愛」する13人の旅人たちが寄稿した、全192ページ、オールカラーの記録集。編纂は、前作『廃墟マニアックス！ 廃界本』でも責任編集を務め好評を得た中田薫氏が担当。今回も、寄稿者それぞれの視点による写真とエッセイを通して、廃墟たちの「現在（いま）」をリアルに切り取り、過去の記憶を未来へと繋ぐ記録となっている。

その記録が呼び覚ますのは、「侘び、寂び、鄙び、枯れ、廃れ」、そして「幽玄、無常、もののあはれ」といった、日本人が持つ美意識の世界だ。寄稿者たちは、例えば10年後には失われているかもしれない街角の映画館の姿や、先人たちが歩んだ廃道を実地に訪ねた記録、さらには廃墟とゲームを掛け合わせた心霊エンターテインメントとしての新たな視点など、多様なテーマでその「偏愛」を記録している。

本書は、こんな人にお勧めである。

・廃墟、遺構、廃道に心惹かれる人
・忘却されつつある「記憶の風景」を見つめたい人
・美術、デザイン、写真表現の新たなインスピレーションを求める人

オールカラー192ページに凝縮された、13人それぞれの「廃愛」の記録。静かにページをめくり、その世界に触れてみてはどうだろうか。

【書籍概要】

書名：『廃墟マニアックス！ 廃愛本』
編者：中田薫
発行・発売：大洋図書
発売日：2025年4月25日（金）
価格：2,200円（税込）
判型：A5型判（148×210mm）
仕様：総192頁／右開きタテ組／オールカラー
株式会社：大洋図書
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