高良宗矩氏の13日の投稿 ※現在は削除 (20370)

via 高良宗矩氏の13日の投稿 ※現在は削除
沖縄県石垣市の市議会議員・高良宗矩氏が、市内の小学校で提供された学校給食の写真をSNSに投稿した件が波紋を呼んでいる。

高良氏は13日に自身のX(旧Twitter)を更新し、「本日の石垣市の給食」と題して一枚の写真を投稿。写真には、トレイの上に白米、煮魚、スープのみが盛られており、牛乳は写っていない。またスープには具がほとんど見られず、全体として量も質素な印象を与える内容だった。

高良氏の投稿に対し、Xユーザーからは「戦時中の飯レベル」「これじゃ虐待やん」「これホントなの?なんかもう悲しすぎる」といった驚きや批判の声が多く寄せられた。

一方で、投稿された写真が、石垣市の学校給食センターの公式サイトに掲載された献立写真と比較して、スープの具の量や牛乳の有無などに違いがあることから、「ミスリーディングな写真では?」といった疑問の声も寄せられていた。
給食センターHPに掲載された盛り付け例の写真 (20367)

via 給食センターHPに掲載された盛り付け例の写真
この騒動を受けて、高良氏は翌14日、自身のXに「お詫びと反省のご報告」と題した画像付きの投稿を掲載。冒頭で「昨日、私のSNSにて学校給食の写真を投稿した件につきまして、多くの皆様にご不快な思いをおかけし、また給食に関わる全ての関係者の皆様にご迷惑とご心労をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

また、投稿の意図について「限られた予算の中での給食の現状を議会で取り上げ、今後の改善に繋げたいという思いでした」と説明したうえで、「十分な説明や配慮が欠けた状態で写真のみを投稿してしまったことで、多くの誤解や不信感を招く結果となってしまいました」とつづった。

さらに、「日々子どもたちの健康を第一に考え、愛情と責任を持って給食づくりに取り組んでくださっている栄養士の皆様、調理員の皆様、教育委員会の皆様のご努力に対し、敬意や感謝の気持ちを表すことなく、結果的にそのご尽力を否定するかのような印象を与えてしまったことを、深く反省しております」と述べた。

高良氏は「今後はSNSでの発信内容や方法について、より一層慎重に考え、言葉と行動に責任を持って取り組んでまいります」と決意を記したうえで、「今回の件で不快に思われたすべての方々に心からお詫び申し上げます」と改めて謝罪。「今後とも、地域の子どもたちの健やかな成長のために、建設的で誠実な活動に努めてまいります」と結んだ。

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