(19084)

江藤拓農林水産大臣が、佐賀市で行われた講演で「コメは買ったことはありません」「売るほどあります」などと発言し、波紋を広げている。

この発言はNHKをはじめとする複数のメディアで報じられ、ネット上では大臣の認識を疑問視する声や、国民感情との乖離を指摘する批判が殺到している。

江藤大臣は18日、自民党佐賀県連が開催した「政経セミナー」で行った講演で、「私もコメは買ったことはありません、正直に言えば。支援者の方々がたくさんコメをくださるんですよね。まさに売るほどあります、私の家の食品庫には」と発言した。

この発言に対し、ネット上では「国民が苦しんでいる時に、売るほどコメがあるとは何事か」「米価格高騰に憤っている国民を馬鹿にしてる」「浮世離れしすぎていて言葉が出ない」「農水省の大臣でありながらとんでもない発言」といった批判の声が相次いだ。

また、過去の江藤大臣の「できるだけ週2回はスーパーに足を運んで備蓄米の調達状況を見るようにしている」という発言も掘り起こされ、「自分でコメを買わないのに、スーパーで何を見ているのか」「視察パフォーマンスに過ぎない」と、その行動の真意を疑う意見が相次いだ。

さらに、支援者からのコメの提供という点についても、「それは政治献金ではないのか」「贈収賄にあたる可能性はないのか」といった指摘も多く見られた。「農相になればお米が貰えるんですかね」「現代日本版のマリー・アントワネットかな?」といった皮肉の声も散見される。

一部には、「切り取り記事かもしれない」「農家への感謝のつもりが裏目に出た」と冷静な意見も見られたものの、全体的には批判が圧倒的に多い状況だ。

江藤農水相はその後、記者団の取材に応じ、「先週も買いました。私の実態と違うような言い方をしてしまって、お騒がせしてしまったことは大変遺憾に思っております」と釈明をした。

関連する記事

ライター