中島健人が主演を務めるドラマ『しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~』(テレビ東京系)の第5話が8月23日に放送。保田(中島)が伝えたメッセージに反響が集まっている。

本作は、同名漫画を実写化した“超リアル”リーガルドラマ。中島演じる新世代の弁護士・保田理が、訪れる相談者を「しょせんは他人事じゃん?」と突き放しながらも、独特な信念のもと、ネット炎上や中傷など最も身近なSNSトラブルの数々をスカッと爽快に、ときにダークにぶった切っていく。

黒川(浅利陽介)は10年前、当時働いていた会社の同僚たちと飲んだ際、酔った勢いで口論となった鏑木(入山法子)にはずみでケガを負わせてしまい、傷害罪で逮捕された。現在もデジタルタトゥーに悩まされてきた。黒川は、検索サイトから情報を削除したい、と保田に頼んだ。

そんな中で、鏑木がまさかの過失運転致傷の疑いで逮捕。黒川の過去も掘り起こされてしまった。保田は、テレビ番組に出演し、デジタルタトゥーについて話し始める。

アナウンサーから「なぜみんなそこまで熱心に叩くのか?」という質問されると、保田は「だって、人が不幸なのって楽しいでしょ?人の不幸は蜜の味ってやつですね」と回答。「誰にだって知られたくないことの1つや2つあるでしょう。それを探したり掘り出したり、拡散したりする人たちはまさに他人事。安全な場所から人を傷つけて快楽を得ている。そして僕たちもそれを見てなんだかんだ楽しんでいる。誰でも心当たりがあるはずです」と口にした。

保田は、犯罪はいけないということは大前提だと前置きし「でも結局は当事者たちの問題。僕らには関係のないことなんです」とキッパリ。当事者にとってもネットの意見はしょせん他人の意見だと言い「そこに耳を傾けて傷ついている暇があったら、本当に自分が向き合うべき人に時間を使えばいい。炎上しようと何をしようと、それを忘れてはいけません」とメッセージを伝えるのだった。

保田のメッセージに視聴者からは「このシーンだけでもネットやる人みんな見てほしい」「優しい気持ちでSNSと向きあいたいって思うドラマ」「響いた」「とても考えさせられました」などの反響が集まっている。

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