紀藤弁護士、「サザエさん」例にした夫婦別姓めぐる竹田恒泰氏の発言に異議「きづなが崩壊しない好例」

弁護士の紀藤正樹氏が10日にX（旧Twitter）を更新。作家の竹田恒泰氏が選択的夫婦別姓について言及したネット記事を引用しながら、竹田氏の意見に疑問を呈した。

紀藤氏が引用したのは、「竹田恒泰氏、選択的夫婦別姓で意見　『サザエさん』一家を例に「礒野一家と言えない」で即トレンド入り」と題したデイリースポーツのネット記事。

同記事は、竹田氏が10日の衆院法務委員会で、選択的夫婦別姓を導入した場合に「サザエさん」一家が「磯野波平、石田フネ、石田カツオ、石田ワカメ、石田サザエ、フグ田マスオ、フグ田タラオ。表札もかけられないし、磯野一家ということもできない」などと述べたことを報じている。

これに対し、紀藤氏は自身のXで「サザエさん一家は、むしろ親子で、姓が違えど『磯野一家』としてまとまっており、姓より血が濃い事案として、夫婦別姓でも家族のきづなが崩壊しない好例だと思うのですが」とポスト。

さらに、「参考：磯野家は、”磯野”家と”フグ田”家の同居家族です。」と付け加え、家族構成を説明し、竹田氏の意見に疑問を呈した。

紀藤氏のこの投稿に対し、Xユーザーからは、「どう見ても夫婦同棲で問題ない例だよな」「サザエさん一家は、世帯別姓であって夫婦別姓ではありません」「要は見る人の考え方でどうにでも変わるという良い例ですね」「夫婦別姓は現実の政策の話で、そこにアニメを例に出されても困る....」など、賛否両論を交え、さまざまな意見が寄せられている。