浦和レッズ、湘南戦後にトイレの扉を破壊した「なりすましサポーター」に厳罰　無期限入場禁止処分

浦和レッズは3月7日、2月26日に行われた湘南ベルマーレ戦において、試合後にスタジアム内で発生した破壊行為と試合運営妨害に対する処分を発表した。違反行為を行った1名に対し、無期限の入場禁止処分を科すという厳しい措置を取った。

問題の行為が発生したのは、試合終了後のレモンガススタジアム平塚の場外トイレ。処分対象者は扉を蹴るなどの破壊行為に及び、また度重なる試合運営の妨害行為も確認された。浦和レッズの競技運営本部スタッフは現地でこの違反行為を目視し、当日に対面での事情聴取を実施。さらに、この人物が2024年5月にクラブが注意喚起していた「浦和レッズサポーターになりすました人物」に該当することも判明した。


クラブ側は、事件発生当日に競技運営本部での審議を行い、処分方針を決定。処分対象者は違反行為を認めた上で、今後一切の違反行為を行わない旨の念書を提出した。その後、3月2日にコンプライアンス委員会を開き、正式に無期限の入場禁止処分を決定。3月6日、処分対象者に通達された。

この処分について、ネット上では「厳しい処分だけど、クラブの毅然とした対応は評価する」「こういう行為を許していたら、スタジアムの安全が守れない」といった肯定的な意見が多く見られた。一方で、「この人物は以前から問題視されていたのに、もっと早く対応できなかったのか」といった声も上がっている。

浦和レッズは「安全・快適で熱気ある満員のスタジアムの実現に全力を投じる」とし、今後も違反行為には厳正に対処していく方針を示している。