大谷翔平ら出場のMLB東京シリーズ、不正転売チケット無効化で称賛の声「本当に朗報」

MLB東京シリーズで発生した不正転売チケット問題に対し、読売新聞社および日本野球機構が一部チケットを無効化すると発表した。この決定に、ネット上では称賛の声が相次いでいる。

MLB東京シリーズは、メジャーリーグベースボール（MLB）の公式戦を日本で開催するイベントであり、今回はロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスが対戦する。大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、今永昇太、鈴木誠也といった日本人スター選手が一堂に会することもあり、多くのファンが観戦を熱望し、チケットの需要がかつてないほど高まっていた。


発表によると、無効化されるのは、3月15日のシカゴ・カブス対阪神タイガース戦における4席、および3月18日のシカゴ・カブス対ロサンゼルス・ドジャース戦における4席の計8席。転売サイトに高額で出品されていたことを確認し、転売サイト運営会社から出品者情報の開示を受けた上で無効化の措置が取られた。転売サイトでこれらのチケットを購入した人の入場は認められないという。

この対応を受け、SNSでは「ついにやった！」「よかった、本当に朗報」といった肯定的な意見が多く見られた。特に、正規の方法でチケットを手に入れられなかったファンからは「これで少しは転売ヤーが減るだろう」「このまま徹底的に取り締まってほしい」といった期待の声が上がっている。

また、「転売ヤーだけでなく、転売チケットを買う人も同罪」「これで入場時に無効だと知ったら、何十万円も払った人はどうするんだろうね」といった辛辣な意見も見られた。高額転売されていたチケットを購入した人が泣き寝入りする形になる点については、「気の毒ではあるが、転売チケットを買う方もリスクを承知の上では？」と冷ややかな反応も少なくない。


一方で、「たった8席を無効にしても抑止力にはならない」「転売チケットを完全に排除するには、もっと大規模にやるべき」といった声もある。今回の措置では、すべての転売チケットが無効化されたわけではないため、「これは氷山の一角」「結局、買ったもん勝ちになってしまうのでは」との指摘もあった。

また、「公式リセールサイトがないのが問題」「本人確認を厳格化すれば転売も防げる」といった、今後の対策を求める意見も多数寄せられている。「MLBはなぜもっと早く動かなかったのか」「AIを活用して転売対策を強化すべき」といった技術的な提案も見られた。

さらに、「海外では転売は合法なのに日本ではなぜ禁止されるのか」「市場の原理に任せるべきでは？」という異論もあるが、多くのファンは「転売によって本当に観たい人が観られなくなるのが問題」とし、現行の法律の厳格な運用を支持している。

今回の措置は、不正転売対策として一定の成果を収めたと言えるが、転売そのものを根絶するにはさらなる対策が求められそうだ。今後も転売チケットの無効化が進められるのか、公式の再販システムが整備されるのか、引き続き注目される。