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6月10日に放送されたテレビ東京「開運!なんでも鑑定団」に、世界中に熱狂的なファンを持つトレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」のベータ版・全302枚コンプリートセットが登場。スタジオの空気を一変させる驚きの鑑定結果が飛び出した。

お宝を持ち込んだのは、大阪府在住の藤原俊策さん。「マジック:ザ・ギャザリング」は1993年にアメリカで誕生した、世界中に愛好家がいる本格的なトレーディングカードゲームだ。

藤原さんが所持するベータ版は、最初に発売されたアルファ版の不備を修正したもので、藤原さんは1997年から数年をかけてこのベータ版の全種類を収集。その購入費用の総額はおよそ100万円だったという。

近年、古いカードの市場価値が急騰していることから、その価値が気になり、今回の鑑定依頼に至った。自身の評価額は2,000万円としたが――。

結果は、まさかの3,800万円。予想を大きく上回る金額に、スタジオでは「凄い!」「わけがわからない!」などと驚きの声が上がった。

鑑定を担当したのは、「MINT GAMES MTG店」の店長・石渡飛雄馬氏。「本当に凄いコレクションです。おそらく、これまでに日本で302種類全部という形で取り引きされたことはないのでは。全て揃っていること自体が奇跡的」と、藤原さんのコレクションに舌を巻いた。

中でも注目されたのは、伝説的なレアカード「ブラック・ロータス」で、単体での評価額はなんと800万円にのぼる。また、いわゆる「パワー・ナイン」と呼ばれる超貴重カード9枚は、それだけで2010万円の価値があるという。

思わぬ高評価を受けて、司会の今田耕司が「どうします?」と尋ねると、藤原さんは「欲しいという方がいればお譲りします。(302種類)セットで。大事にしてくれる方であればどなたでも」と返答した。

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