近藤直也氏公式Xより引用 (26529)

via 近藤直也氏公式Xより引用
現役時代は柏レイソルやジェフ千葉などで活躍したサッカー元日本代表DFの近藤直也氏が25日、自身のX(旧Twitter)を更新し、スポーツにおける指導の在り方について問題提起した。投稿は数時間で2万件以上の「いいね」が集まり、300件を超えるコメントが寄せられるなど、ネット上で大きな反響を呼んでいる。

近藤氏は冒頭で、「元プロ選手として、これは綺麗事ではなく実体験として書きます」と前置きした上で、「自分は現役時代、挨拶をしても無視される、練習で一切の指示も声もかけられず、まるで『存在しない人間』のように扱われた経験がある」と告白。

続けて、「それをすべてパワハラだと言い切るつもりはない。プロの世界は結果がすべてで、一般企業と同じ基準で単純に語れないこともわかっているし、厳しさがなければ到達できないレベルがあるのも事実」としつつも、「ただ、はっきり言えることがある。その『厳しさ』の名のもとで、心を壊してしまった選手を、自分は実際に何人も見てきた。サッカーが嫌いになり、人と関わることが怖くなり、気づいたときにはピッチに立てなくなっていた選手たちです」と明かした。

さらに、この問題がプロの世界に限った話ではないとし、「育成年代、特に中学や高校の現場でも、いまだにパワハラに近い指導が多くあると耳にする。その中で、精神的に追い込まれてしまう子、サッカーを続けること自体を諦めてしまう子がいるという話も、決して珍しいものではない」と指摘した。

近藤氏は、「指導者に悪意があったかどうかは、正直わからない」としつつも、「無視され続けること 存在を否定されるような扱いを受け続けること それが『指導』で済まされる世界であっていいのか、特に成長途中の子どもたちに対しては、より慎重に考える必要があると思っている」と疑問を投げかけた。

近藤氏は、「勝てばいい。結果が出ていればいい。そうやって目をつぶってきたものの中に、本来、守るべきだった選手の人生があったのではないか」と問いかけ、「元プロとして、そこから目を背けるつもりはありません。厳しさは必要。でも、人を壊してまで続ける厳しさなら、それはもう育成でも指導でもない」とつづった。

近藤氏は最後に、「この問題は、誰かを断罪するための話ではなく、日本サッカーが次の時代に進むために、必ず向き合わなければいけないテーマだと思っています」と締めくくった。

この近藤氏の投稿に対し、Xユーザーからは「声をあげてくださってありがとうございます」「夢を届ける選手達が、心を壊してしまうなんて悲し過ぎますしあってはならないと思います」「部活動から悪しき風習が永遠と受け継がれているので全面的に見直す必要があると思います」「指導者が権力を持ってる競技だとこうなりやすい」など、さまざまな声が寄せられている。

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