“化粧品を食べる”動画で話題の台湾インフルエンサー、24歳で急逝

リップスティックやチークなどの化粧品を“試食する”というユニークな動画スタイルで注目を集めていた台湾のインフルエンサーが、24歳の若さで急逝した。

「Guava Beauty（芭樂水水）」の名で活動していた彼女は、“美妝吃播”（化粧品モッパン）と呼ばれるジャンルで独自のスタイルを確立し、Instagramでは1万2000人を超えるフォロワーを抱えていた。

訃報は5月末、彼女の家族によってInstagram公式アカウントに投稿された文章で公表された。その文面では、「私たち最愛の、化粧品モッパン系の宝物のような女の子、芭樂水水が、2025年5月24日、正式に彼女のメイク道具を下ろし、食べきれないほどの食欲を抱えて、笑いながら天国へ新しいチャンネルを開きに行きました」と、明るく前向きな言葉で別れが告げられている。

病状や死因の詳細は明かされていないが、「突然の旅立ち」であったこと、そして彼女がこれまで「あらゆる苦しい瞬間を乗り越えてきた」ことが語られている。

さらに家族は別の投稿において、Instagramアカウントは今後も閉鎖せず、彼女の思い出を共有する場として残す意向を表明している。

フォロワーからは彼女の死を悼むコメントが相次いでおり、「これは本当なの…信じたくない…」「とてもショックです」「まだ信じられない」など、多くの悲しみの声が寄せられている。

一部の海外メディアでは、彼女が生前に“化粧品を食べる”というスタイルを取っていたことから健康被害との関係を推測する声も報じられているが、関係者によると医療チームは化粧品摂取との関連性を明確に否定しており、あくまで病気による突然死であったと説明しているという。

なお、芭樂水水氏は生前、自らの動画内で「6歳未満の子どもは視聴禁止」「食べることは禁止」などと注意喚起を行った上で、化粧品モッパンというユニークな活動を行っていた。