株式会社博報堂DYメディアパートナーズと株式会社博報堂との共同研究プロジェクト「コンテンツビジネスラボ」が「コンテンツファン消費行動調査2019」の全国調査を行い、そのデータをもとに「リーチ力・支出喚起力ランキング」を発表した。
「リーチ力」はそのコンテンツが一年間に到達できる人数を表す指標。1位に輝いたのは劇場版最新作が大ヒットしたアニメ「名探偵コナン」で1,202万人。2位には1067万人でランキング初登場の米津玄師、3位には871万人で安室奈美恵が続いた。
「支出喚起力」はコアファンによる、年間の関連市場規模の指標。1位に輝いたのは昨年に続き嵐で380億円。2位には350億円で乃木坂46、3位には194億円で「ジョジョの奇妙な冒険」が続いた。
■音楽コンテンツが好調な一年に
2019年調査における個別タイトル・アーティストに関するTop20ランキング(下表)を見ると、リーチ力ランキングでは米津玄師やあいみょんといった新顔アーティストが上位に急上昇していることがわかる。支出喚起力ランキングでは、昨年デビューしたばかりのKing & Princeが5位に。
新たに上位にランクインした米津玄師やあいみょん、DA PUMPといったアーティストに共通するのは、ストリーミングサービスや動画サービスでの人気だ。同じくランクインしている宇多田ヒカルや乃木坂46も、ストリーミングサービスにおける再生回数ランキング上位にたびたび見受けられる。ストリーミングサービスへの楽曲提供を解禁したアーティストも多く、19位のback numberも2019年に解禁し再生回数を伸ばしている。このように、若者の利用が多いデジタルサービスでの接触を意識しているアーティストが目立った。
さらに、このようなアーティストは、デジタルサービス内にとどまらず、NHK紅白歌合戦のような注目度の高いテレビ番組に出演し、リスナーの幅を広げた。実際に米津玄師は、同調査2018年版では利用者平均年齢が30.6歳だったが、NHK紅白歌合戦出場後の2019年調査では37.9歳に上昇し、同時にリーチ力も約3倍に伸びている。
上述のように、ストリーミングサービスや動画サービスで若年層を中心としたコア層に支持を得た後、テレビ番組などによって利用層が拡大し、音楽コンテンツがランキングの上位を占める結果となった。
「リーチ力」はそのコンテンツが一年間に到達できる人数を表す指標。1位に輝いたのは劇場版最新作が大ヒットしたアニメ「名探偵コナン」で1,202万人。2位には1067万人でランキング初登場の米津玄師、3位には871万人で安室奈美恵が続いた。
「支出喚起力」はコアファンによる、年間の関連市場規模の指標。1位に輝いたのは昨年に続き嵐で380億円。2位には350億円で乃木坂46、3位には194億円で「ジョジョの奇妙な冒険」が続いた。
■音楽コンテンツが好調な一年に
2019年調査における個別タイトル・アーティストに関するTop20ランキング(下表)を見ると、リーチ力ランキングでは米津玄師やあいみょんといった新顔アーティストが上位に急上昇していることがわかる。支出喚起力ランキングでは、昨年デビューしたばかりのKing & Princeが5位に。
新たに上位にランクインした米津玄師やあいみょん、DA PUMPといったアーティストに共通するのは、ストリーミングサービスや動画サービスでの人気だ。同じくランクインしている宇多田ヒカルや乃木坂46も、ストリーミングサービスにおける再生回数ランキング上位にたびたび見受けられる。ストリーミングサービスへの楽曲提供を解禁したアーティストも多く、19位のback numberも2019年に解禁し再生回数を伸ばしている。このように、若者の利用が多いデジタルサービスでの接触を意識しているアーティストが目立った。
さらに、このようなアーティストは、デジタルサービス内にとどまらず、NHK紅白歌合戦のような注目度の高いテレビ番組に出演し、リスナーの幅を広げた。実際に米津玄師は、同調査2018年版では利用者平均年齢が30.6歳だったが、NHK紅白歌合戦出場後の2019年調査では37.9歳に上昇し、同時にリーチ力も約3倍に伸びている。
上述のように、ストリーミングサービスや動画サービスで若年層を中心としたコア層に支持を得た後、テレビ番組などによって利用層が拡大し、音楽コンテンツがランキングの上位を占める結果となった。