黒ひげ危機一発、まさかのルール改定！『飛び出したら勝ち』にネット困惑「ドキドキ感なくなる」

長年、世代を超えて親しまれてきたパーティーゲームの定番「黒ひげ危機一発」が、発売50周年を機に行われる大規模なルール改定を発表し、インターネット上で大きな話題となっている。

株式会社タカラトミーは16日、7月5日に発売する7代目「黒ひげ危機一発」において、広く浸透している「飛び出したら負け」というルールを、発売当初の「飛び出したら勝ち」へと変更することを明らかにした。

同社は「50周年を迎え、原点回帰することによって、“負け”ではなく“勝つ”という普遍的な楽しさを提案します」と説明している。

実は、「黒ひげ危機一発」のルールは一貫していたわけではない。1975年の発売当初は「縄でしばられてタルに閉じ込められた海賊の親分を剣で縄を切って救出する」という設定に基づき、「飛び出させた人が勝ち」とされていた。

しかし、1979年からは「飛び出したら勝ちまたは負け（遊ぶ前にどちらにするか決めてから遊んでください）」という選択制に変更。そして1995年には、「飛び出させたら負け」が正式ルールとなった。

この背景には、当時人気のクイズ番組で飛び出した際に解答者の得点がゼロになる演出があったことや、飛び出す瞬間の驚きが「負け」を想起させる、といったユーザーの認識が影響したといわれている。今回の改定は、実に30年ぶりとなる大きな変更であり、まさに「原点回帰」となる。

この衝撃的なルール変更のニュースはネット上を駆け巡り、ユーザーからは驚きや戸惑いの声が多数上がっている。

「ちょっと何いってるのかわからない」
「それじゃ危機一発じゃない気が」
「危機一髪が危機一髪してないじゃん！」
「飛び出したら負けの方が緊迫感あって面白い」
「ドキドキ感無くなるな」
「刺さらなかったらセーフの方がしっくりくる」

一方で、「元々飛んだら勝ちだよね？」「ずっと“飛び出したら勝ち”で遊んでた」「ルールは遊ぶ人が勝手に決めたら良い」「黒ひげが報われる時代がまた来るとは」などの意見も寄せられており、賛否両論、様々な意見が飛び交っている状況だ。