日本レコード協会が15日、「第35回日本ゴールドディスク大賞」の受賞作品・アーティストを発表した。

今回の受賞作品・アーティストは、69作品・アーティストとなり、この1年間に最も活躍したアーティストに授与される「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」の邦楽部門は、嵐が2年連続7度目の受賞、洋楽部門はクイーンが3年連続4度目の受賞となった。

新人に贈られるニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーは2020年1月22日にデビューしたSixTONESが受賞した。

なお、今回の「日本ゴールドディスク大賞」から、市場トレンドを反映するべく、ストリーミング売上をアーティスト賞への集計対象に加算。さらに再生回数上位に授与される「ストリーミング賞」も新設された。対象期間に配信開始された楽曲のうち最もストリーミング再生回数の多かった作品に授与される「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ストリーミング」では、Official髭男dism「I LOVE...」、The Chainsmokers「Closer (Tokyo Remix) (feat. 新田真剣佑)」、BTS「Dynamite」が記念すべき初受賞作品となった。

主な部門の受賞作品・アーティストと受賞コメントは下記の通り。

アーティスト・オブ・ザ・イヤー(邦楽) 嵐

<対象期間の売上実績>
アルバム:1,012,456枚/シングル:1,262,395枚/音楽ビデオ:1,077,978枚

昨年12月31日をもって活動を休止した嵐が、2年連続、史上初7度目の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)を受賞した。今回は、アルバム『This is 嵐』が「ベスト5アルバム」(邦楽)、シングル『カイト』が「ベスト5シングル」を受賞、さらに、デビュー20周年ライブを収録した『ARASHI Anniversary Tour 5×20』が「ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)「ベスト3ミュージック・ビデオ」を受賞し、計5冠獲得の栄誉に輝いた。

アーティスト・オブ・ザ・イヤー(洋楽) クイーン

<対象期間の売上実績>
アルバム:90,011枚/音楽ビデオ:7,041枚/音楽配信:117,169ダウンロード

【受賞コメント】
<ブライアン・メイ>
親愛なる日本の皆さま、この度は3年連続インターナショナル・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに選出していただきありがとうございます!とても光栄です!
長年に及ぶ日本との特別な絆は私たちにとって非常に大切なことです。この困難な状況を乗り越えて皆さんと早く逢えることを楽しみにしています。
ドウモ・アリガトウ!ジャパン・ロックス!

<ロジャー・テイラー>
3年連続インターナショナル・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに選出していただきとても光栄です!日本との長く親密な関係がいまだに強力で継続していることを誇りに思います。心から感謝いたします。
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クイーンが3年連続4度目の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」(洋楽)に輝いた。洋楽部門でのアーティスト・オブ・ザ・イヤー3年連続受賞は第12回~14回受賞のセリーヌ・ディオン以来2組目。

ベスト・エイジアン・アーティスト BTS

【受賞コメント】
僕たちが3年連続ベスト・エイジアン・アーティスト賞を受賞することになりました。いつも僕たちに多くの愛と応援をくださるARMYの皆さん本当にありがとうございます。そして、良い音楽とステージを皆さんにお見せできるように支援してくださるパン・シヒョクPDといつも尽力いただいているBig Hitスタッフの方々にも感謝の気持ちを伝えたいです。
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「ベスト・エイジアン・アーティスト」はBTSが3年連続3度目の受賞。今回は、『MAP OF THE SOUL : 7 ~ THE JOURNEY ~』が「アルバム・オブ・ザ・イヤー」(アジア)と「ベスト3アルバム」(アジア)を受賞。さらに『MAP OF THE SOUL : 7』が「ベスト3アルバム」(アジア)、『BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF' - JAPAN EDITION』が「ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー」(アジア)、『Dynamite』が「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」(アジア)、「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ストリーミング」(アジア)、「ベスト5ソング・バイ・ストリーミング」を受賞し、計8冠獲得の快挙を成し遂げた。

ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー(邦楽) SixTONES

【受賞コメント】
こんな素晴らしい賞を頂き、ありがとうございます!
応援してくれているファンの皆さまに、改めて感謝の気持ちでいっぱいです!
2020年は色々な意味で忘れられない年になりました。CDデビューして以来、たくさんの作品をお届けでき、またグループとしても個人としても、沢山の番組や取材に呼んで頂き、多くの方々にSixTONESの事を知って頂くきっかけを作って頂きました。
今後もSixTONESをさらに多くの方に知って頂けるよう、そして「SixTONESがいて良かった!」と感じてもらえるような、たくさんのエンターテインメントを届けられるグループを目指して、一層頑張っていきたいと思います!
(SixTONES・ジェシー)
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対象期間中にデビューしたアーティストのうち、CD等の売上合計が最も多いアーティストに授与する「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)。今回は2020年1月22日にデビューしたSixTONESが受賞した。

ベスト5ニュー・アーティスト(邦楽)

JO1、SixTONES、Snow Man、NiziU、YOASOBI
(対象期間中にデビューした邦楽アーティストで、作品・楽曲の正味売上金額およびストリーミング小売換算相当金額合計の上位5組)

アルバム・オブ・ザ・イヤー(邦楽) STRAY SHEEP / 米津玄師

【作品情報】
2020年8月5日にリリースされた5枚目のオリジナルアルバム。
「Lemon」「Flamingo」「馬と鹿」などのシングル曲をはじめ、話題のドラマ主題歌「感電」や「パプリカ」「まちがいさがし」といったセルフカバー楽曲も収録。200万セールスを突破し、オリコン年間ランキングおよびBillboard JAPAN年間チャートでは史上初となるアルバム主要3部門制覇を達成するなど、2020年度の年間ランキングを席巻した。
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対象期間中に最も売上枚数が多いアルバム作品に授与する「アルバム・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)は、2020年8月に発売された米津玄師の『STRAY SHEEP』が受賞した。同作品は「ベスト5アルバム」(邦楽)も受賞。米津玄師は、本賞と共に『感電』が「ベスト5ソング・バイ・ダウンロード」を受賞した。

ベスト5アルバム(邦楽)

This is 嵐 / 嵐
L& / King & Prince
CEREMONY / King Gnu
Strawberry Prince / すとぷり
STRAY SHEEP / 米津玄師
(対象期間中に発売されたアルバムの正味売上枚数上位5作品)

シングル・オブ・ザ・イヤー

シングル・オブ・ザ・イヤー Imitation Rain / D.D.

シングル・オブ・ザ・イヤー D.D. / Imitation Rain

【受賞コメント】
大変な世の中でありながらも、僕たちのCDを手に取って聴いて頂いたファンの皆様のおかげです。本当にありがとうございます!
戦友でもあり、兄貴的存在として色々と学ばせてくれた先輩でもあるSnow Manと一緒にCDデビューできた事は、僕たちSixTONESにとっても一生の誇りです。そしてデビュー曲「Imitation Rain」を作ってくださったX JAPANのYOSHIKIさんにも感謝です。「Imitation Rain」は僕たちにとっての宝物であり、人生の最後まで歌い続ける楽曲になると思います!
今後も変わらず全力で音楽を届けられるよう、頑張っていきます!
(SixTONES・ジェシー)

僕達の第一歩目であるデビュー曲「D.D. / Imitation Rain」で光栄な賞をいただけたのは、支えてくださり、いつも応援してくださっている沢山のファンの皆様のお陰です。
同時デビューさせていただいたSixTONESとこれからも切磋琢磨しながら、日本のみならず海外の皆様にも楽しんでいただけるパフォーマンスを提供していきたいと思っております。
(Snow Man)
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今回の「シングル・オブ・ザ・イヤー」はSixTONESとSnow Manの同時デビューシングル『Imitation Rain / D.D.』『D.D. / Imitation Rain』が受賞。同曲は「ベスト5シングル」を受賞したほか、Snow Manは2ndシングル『KISSIN' MY LIPS / Stories』が「ベスト5シングル」を受賞した。

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