メルカリの出品状況 (19908)

via メルカリの出品状況
任天堂の新型ゲーム機『Nintendo Switch 2』が本日6月5日に発売された。発売当日からさっそくフリマアプリ上で転売が横行しており、ネット上では「対策はどうなった」と批判の声が噴出している。

任天堂は先月27日、メルカリ、LINEヤフー、楽天グループの3社と連携し、Nintendo Switch 2を含む関連製品の不正出品行為を防止する取り組みを発表していた。発表では「利用規約違反の出品に対しては、各サービス事業者が能動的に削除対応を行う」ことや、「情報共有を含む連携体制の構築」にまで言及しており、期待は高まっていた。

ところが、実際には「メルカリ」や「楽天ラクマ」でNintendo Switch 2を検索すると、メーカー小売希望価格49,980円のところ、7万円前後で出品された同商品が大量に並んでおり、既に落札されて「SOLD OUT」の表示がなされているケースも確認できる。
楽天ラクマの出品状況 (19906)

via 楽天ラクマの出品状況
一方、Yahoo!オークションおよびYahoo!フリマでは、少なくとも現時点においてNintendo Switch 2の出品が多数並ぶような状況は見受けられない。

こうした状況に対し、ネットユーザーからは批判が殺到している。

「何のために共同でプレスリリースまで出したんだ?」
「メルカリ結局は口先だけだな」
「メルカリがまともに対応するわけがないとは思ってた」
「金さえ稼げればなんでもいいんだな」
「メルカリも楽天ラクマも転売対策全くしてないザルじゃん」
「不正出品対策はどこ行った?」

ネット上では「転売価格思ったより安かった」「メルカリにしては比較的まともな転売価格になってる」といった冷静な声や、「資本主義の国なのに転売批判する方がおかしい」といった転売行為を擁護する声も一部には見られるが、転売そのものへの批判的な意見が大勢を占めているのが現状だ。

メルカリでは現在、Switch2の検索結果に「検索の商品は、価格が急騰している可能性があります。ご購入においては冷静なご判断をお願いいたします」と注意喚起を表示しているが、転売品の出品自体は依然として野放しとなっている。

今回の『Nintendo Switch 2』は、4月の抽選販売受付時からすでに任天堂の想定を大幅に上回る応募があり、同社が「相当数のお客様が当選しないことが想定されます」と異例のコメントを出すほど、需要の高い人気商品である。それだけに、正規の価格で購入できない消費者の不満は大きく、フリマアプリ側にはさらなる厳格な対応が求められそうだ。

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