サイバーエージェントの藤田晋社長が著した新刊『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』(文藝春秋、11月19日発売)が、予約段階で大きな注目を集めている。
株式会社文藝春秋は17日、予約注文が殺到したことを受け、発売前に重版を決定したと発表した。Amazon書籍ランキングでも総合1位を獲得するなど、異例の反響となっている。
株式会社文藝春秋は17日、予約注文が殺到したことを受け、発売前に重版を決定したと発表した。Amazon書籍ランキングでも総合1位を獲得するなど、異例の反響となっている。
そんな藤田氏は、2026年に自らの手で築いた会社の社長職を退くことを公言している。本書は、その退任を前にしてまとめられた“ビジネス人生の総決算”とも言える一冊だ。
〈自らの実体験を振り返ってみると、これまでありとあらゆる重大局面で勝負に挑んできた。チャンスと見て大胆に攻めるばかりではない。必死で守ることもあった。組織のリーダーとして、むしろ守る場面のほうが多いかもしれない。麻雀では、細かなスキルや読みも大事だけど、結局は押すべき局面で押せるか、引くべき局面で引けるか、その「押し引き」が勝敗の9割を決めると言っても過言ではない。これは、ビジネスの世界にも通じるものがあると思う。〉(「はじめに」より)
書中では、撤退戦の大切さと難しさ、Z世代のマネジメント術、ワインや映画を嗜むことの重要性、超トンがった企画の生み出し方、リーダーに必要な意外な条件などが、自らの経験をもとに“超実践的に”綴られている。単なる経営論ではなく、現場のリアリティを持った「生きたビジネス書」として構成されている。
本書のベースとなったのは、週刊文春の好評連載「リーチ・ツモ・ドラ1」。経営者コラムとしては異例の形式で、藤田氏自身がすべて自筆で執筆していたという。
〈なにしろ私はこの連載を本当に自分で書いている。本当に、というのは、経営者など本業が別にある人は口述筆記といって、インタビューのように答えたものをプロの文筆家がまとめるのが普通だからだ。これは別におかしなことではない。プロが書いた文章の方が読者にとって遥かに読みやすいし、本人の意向も伝わる。私も、別の連載で口述筆記をお願いしていたケースがある。でも今回は、自分で自分の頭の中を整理し、言語化したいという思いがあり、編集者に自分で書いてみたいとお願いして、毎週2400字、一生懸命書いているのだ。〉(「おわりに」より)
退任を控えたトップ経営者が自らの哲学を綴った“渾身の13万字”――その中で語られる「押し引きの美学」は、経営者のみならず、あらゆるビジネスパーソンにとって示唆に富む内容となりそうだ。
〈自らの実体験を振り返ってみると、これまでありとあらゆる重大局面で勝負に挑んできた。チャンスと見て大胆に攻めるばかりではない。必死で守ることもあった。組織のリーダーとして、むしろ守る場面のほうが多いかもしれない。麻雀では、細かなスキルや読みも大事だけど、結局は押すべき局面で押せるか、引くべき局面で引けるか、その「押し引き」が勝敗の9割を決めると言っても過言ではない。これは、ビジネスの世界にも通じるものがあると思う。〉(「はじめに」より)
書中では、撤退戦の大切さと難しさ、Z世代のマネジメント術、ワインや映画を嗜むことの重要性、超トンがった企画の生み出し方、リーダーに必要な意外な条件などが、自らの経験をもとに“超実践的に”綴られている。単なる経営論ではなく、現場のリアリティを持った「生きたビジネス書」として構成されている。
本書のベースとなったのは、週刊文春の好評連載「リーチ・ツモ・ドラ1」。経営者コラムとしては異例の形式で、藤田氏自身がすべて自筆で執筆していたという。
〈なにしろ私はこの連載を本当に自分で書いている。本当に、というのは、経営者など本業が別にある人は口述筆記といって、インタビューのように答えたものをプロの文筆家がまとめるのが普通だからだ。これは別におかしなことではない。プロが書いた文章の方が読者にとって遥かに読みやすいし、本人の意向も伝わる。私も、別の連載で口述筆記をお願いしていたケースがある。でも今回は、自分で自分の頭の中を整理し、言語化したいという思いがあり、編集者に自分で書いてみたいとお願いして、毎週2400字、一生懸命書いているのだ。〉(「おわりに」より)
退任を控えたトップ経営者が自らの哲学を綴った“渾身の13万字”――その中で語られる「押し引きの美学」は、経営者のみならず、あらゆるビジネスパーソンにとって示唆に富む内容となりそうだ。
■藤田晋社長のコメント
3年前にも社内限りの研修用資料として、社長の『引き継ぎ書』を執筆したことがありました。結果的に、本書は随所でその中身を肉付けした内容になっています。さらに連載を書く日々を通じて引き継ぎ書では見落としていた視点にも自分自身がたくさん気付くことができました。また、定められた文字数にまとめることで、私の経営者としての想いや心構え、様々な手法を書き残すことができたと思います。この1冊が、読者の皆さんの『勝負眼』を養う一助になれば幸いです。
■書誌情報
書 名:『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』
著 者:藤田晋
判 型:四六判並製カバー装
定 価:1870円(税込)
発売日:2025年11月19日
ISBN:978-4-16-392047-4
Amazon:https://amzn.to/4hpPONB
楽天ブックス:https://a.r10.to/h52yY7
■書誌情報
書 名:『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』
著 者:藤田晋
判 型:四六判並製カバー装
定 価:1870円(税込)
発売日:2025年11月19日
ISBN:978-4-16-392047-4
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