YOSHIKIが、現地時間の6月27日に米国フロリダ州のマイアミ大学フロスト音楽校を訪れ、Maurice Gusman Concert Hallにて特別講義(マスタークラス)を行った。

シェルトン・G・バーグ学部長の紹介で、YOSHIKIがステージに登壇すると、冒頭から拍手が巻き起こった。

講義の中では、「痛みがあるほど、より美しい音楽を生み出すことができる」「音楽を通じて、ネガティブな感情を、ポジティブに変えることができる」など、音楽、作曲の手法、人生観について語った。

また、米国ジャズマガジンでも本人の印象的な言葉が取り上げられている。
“Play every concert as if it is your last.”
(日本語訳)「全てのコンサートが最後のコンサートだと思って演奏すべきだ」
https://www.jazziz.com/miles-davis-vince-mendoza-chick-corea-the-week-in-jazz/

質疑応答の時間では、YOSHIKIに対する質問が途切れることなく飛び交い、日々音楽を学ぶ学生たちの本講義への関心の高さをうかがわせた。
ミュージックセラピーを専攻する学生から、音楽が持つセラピー効果について質問が出ると、YOSHIKIは「今でも研究は続けており、科学的に証明する予定」と現在までの実験結果を含めてコメントした。

また、ある学生が最近大きな話題となったエリザベス女王と謁見した際のエピソードについて触れると、「だから今日はスカーフをしてこなかったんだよ」とコメントし、会場には大きな笑いが起こった。

本特別講義全編において、YOSHIKIは流暢な英語でスピーチをし、ときに会場の笑いに誘ってみせるなど、世界を股にかけて活躍するアーティストとしての貫禄を見せつけた。

最後に、ピアノのタッチに対する質問の流れから「ENDLESS RAIN」をピアノ生演奏すると、思わぬ出来事に会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こった。
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また、YOSHIKIは当日、自身の501(c)(3)非営利団体「YOSHIKIファンデーションアメリカ」を通じて、同校に15万ドル(約1600万円)を寄付した。そして、今回の寄付に対する栄誉が称えられ、本校の校長室の名称が「YOSHIKI DEAN’S SUITE」となる命名式が執り行われた。
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