古市憲寿氏、中居正広氏側の反論に私見「事実だとしたら、本当にひどい」

社会学者の古市憲寿氏が12日、自身のX（旧ツイッター）を更新。元タレントの中居正広氏の代理人弁護士が、フジテレビが設置した第三者委員会の調査報告書に対して反論したことについて言及した。

古市氏は「中居正広さんの代理人弁護士による『釈明要求』と、第三者委員会の報告書を読み比べて思ったこと」と前置きした上で、「第三者委員会の報告書では、中居さんが守秘義務解除に応じなかったという『態度』（p27）も、『性暴力』認定の根拠としていた」と言及。

続けて「しかし今回の釈明要求によれば、中居さん側が守秘義務解除を提案したにもかかわらず、第三者委員会から『2人の密室で何が行われたかが直接の調査対象ではない』という返答があったという」とした上で、「これが事実だとしたら、本当にひどいよね。自分から守秘義務解除は必要ないと言っておいて、その『態度』を問題にしたのだから。どうしたらよかったの笑」と強く疑問を呈した。

さらに古市氏は「しかも中居さんが6時間のヒアリングに応じたというのに、その内容は報告書にほとんど反映されていない」としたうえで、「ヒアリングが3月9日で、報告書の発表が3月31日ということは、すでに相当程度、内容がかたまっていたと考えてもおかしくない」と、疑問を投げかけた。

「そもそもフジテレビを変えるための第三者委員会が、中居さん個人にフォーカスを当てる必要はあったのか。ひいてはそれは相手側女性の名誉を傷つけることにもなった可能性もある」とも述べ、報告書の方向性自体にも疑問を示した。

最後に古市氏は「第三者委員会が守るべき『中立・公正で客観的な調査』は本当に行われたのか。代理人弁護士が求める『釈明要求』に対して、真摯に回答して欲しいと思う」と投稿を締めくくった。

この投稿に対して、ネット上では「その通りです、事実なら本当にひどい」「至極真っ当な考察だと思いました」「この件はフジテレビで徹底的にやらないと」「中居氏側の主張は簡単に信じるんだな」「中居氏が記者会見すれば、それで済むのでは？」など、様々な声が寄せられている。