赤ちゃんウォンバットを母親から引き離して連れ去る動画を投稿し、激しい批判を受けたアメリカ人女性インフルエンサーが、公式声明を発表した。彼女は謝罪をしながらも、自身への非難に対し反論し、オーストラリアの野生動物管理の現実を指摘した。
このインフルエンサーは、オーストラリアで野生のウォンバットの赤ちゃんを母親から引き離して連れ去る様子を撮影した動画を投稿し、国際的な批判を浴びていた。問題の動画には、彼女が赤ちゃんウォンバットを抱えて歩く姿や、母親ウォンバットが必死に追いかける様子が映し出されていた。さらに、動画の中では笑い声も聞こえ、無神経な態度がさらなる非難を呼ぶこととなった。
このインフルエンサーは、オーストラリアで野生のウォンバットの赤ちゃんを母親から引き離して連れ去る様子を撮影した動画を投稿し、国際的な批判を浴びていた。問題の動画には、彼女が赤ちゃんウォンバットを抱えて歩く姿や、母親ウォンバットが必死に追いかける様子が映し出されていた。さらに、動画の中では笑い声も聞こえ、無神経な態度がさらなる非難を呼ぶこととなった。
「車にひかれないようにした」 インフルエンサーの釈明
批判が高まる中、彼女は3月14日にインスタグラムで声明を発表し、謝罪と反論を行った。彼女は、ウォンバットの赤ちゃんを抱き上げたのは、車にひかれないようにするためだったと主張し、次のように述べた。
「路上で見つけた時に、母親と子どもは動いておらず、私は非常に心配になりました。オーストラリアではウォンバットが道路で頻繁に車にひかれてしまうため、私は彼らが安全に道路から離れ、事故に遭わないようにしようとしました」
「映像にもあるように、私が近づいても赤ちゃんウォンバットは動かず、逃げようともしませんでした。病気やケガをしているのではないかと心配になり、とっさに抱き上げて確認しようとしました」
「私は、母親から子供を引き離すために走ったのではなく、母親が私を攻撃するかもしれないという恐れから走りました。決して赤ちゃんウォンバットに危害を加えたり、盗もうとしたものでもありません」
「赤ちゃんウォンバットの状態を確認し、すぐに母親の元へ返しました。母ウォンバットと再会し、彼らが一緒に立ち去り、無事に道路から離れたことを確認しました」
「路上で見つけた時に、母親と子どもは動いておらず、私は非常に心配になりました。オーストラリアではウォンバットが道路で頻繁に車にひかれてしまうため、私は彼らが安全に道路から離れ、事故に遭わないようにしようとしました」
「映像にもあるように、私が近づいても赤ちゃんウォンバットは動かず、逃げようともしませんでした。病気やケガをしているのではないかと心配になり、とっさに抱き上げて確認しようとしました」
「私は、母親から子供を引き離すために走ったのではなく、母親が私を攻撃するかもしれないという恐れから走りました。決して赤ちゃんウォンバットに危害を加えたり、盗もうとしたものでもありません」
「赤ちゃんウォンバットの状態を確認し、すぐに母親の元へ返しました。母ウォンバットと再会し、彼らが一緒に立ち去り、無事に道路から離れたことを確認しました」
「今回の出来事から学びました」 謝罪の意を表明
また、彼女は、「私はこの出来事から学び、皆さんにご心配をおかけしたことを心からお詫び申し上げます」と謝罪。さらに、自身の行動について「決してSNSでの注目を集めたり、『いいね』を稼ぐために行ったものではありません。私は興奮と心配から行動を起こしてしまい、その後に視聴者に対して適切な背景説明を提供できなかったことを反省しています」と釈明した。
「私は悪人なのでしょうか」と反論
一方で、彼女はウォンバットを抱いたことで何千人もの人々から脅迫を受け、命が危険にさらされていると明かし、「私は悪人なのでしょうか? 物事は見かけ通りではありません」と問いかけた。
そして、彼女は、オーストラリア政府がウォンバットの駆除を合法的に許可していると指摘。「オーストラリア政府はウォンバットの駆除を許可し、認可している。毎年何千匹ものウォンバットが、合法的に射殺され、毒殺され、罠にかけられて苦しみながら死んでいる」と述べた。さらに、オーストラリア政府が毎年多額の税金を投じてヘリコプターから野生の動物を射殺していると指摘。「即死しない動物も多く、負傷して苦しむ動物がいる。これは『優しさ』といえるでしょうか?」と問題提起した。
そして、彼女は、オーストラリア政府がウォンバットの駆除を合法的に許可していると指摘。「オーストラリア政府はウォンバットの駆除を許可し、認可している。毎年何千匹ものウォンバットが、合法的に射殺され、毒殺され、罠にかけられて苦しみながら死んでいる」と述べた。さらに、オーストラリア政府が毎年多額の税金を投じてヘリコプターから野生の動物を射殺していると指摘。「即死しない動物も多く、負傷して苦しむ動物がいる。これは『優しさ』といえるでしょうか?」と問題提起した。
ネットの反応
彼女の声明に対し、ネット上では激しい批判が巻き起こっている。「ウォンバットの安全のために保護した様には見えない」「動画を見ると興味本位で連れ去ったようにしか見えない」「批判が殺到したから言い訳してるだけ」「『ウォンバット駆除が合法だから問題ない』という理屈は通らない」など、彼女の行為を厳しく非難する声が多数を占めている。
一方で、「オーストラリアの野生動物管理の実態を問題提起した点は考えるべき」との意見も一部見られたが、圧倒的多数は彼女の行為を非難する声だった。
一方で、「オーストラリアの野生動物管理の実態を問題提起した点は考えるべき」との意見も一部見られたが、圧倒的多数は彼女の行為を非難する声だった。
関連動画
US influencer takes baby wombat from its mother, faces backlash | ABC News
via www.youtube.com