image:Yavapai County Sheriff's Office Facebook (18029)

via image:Yavapai County Sheriff's Office Facebook
米アリゾナ州ヤヴァパイ郡で、2歳の男児が人里離れた荒野をさまよい、一夜を過ごした末に無事発見された。保護の決め手となったのは、ある牧場犬の存在だった。

ヤヴァパイ郡保安官事務所の発表によれば、事件が起きたのは4月14日の午後5時直前。アリゾナ州セリグマンにある自宅から2歳の男児が姿を消したとの通報を受け、保安官代理や州警察、近隣の保安官事務所、さらには40名以上の捜索救助隊員が捜索を開始した。

16時間に及ぶ捜索ののち、男児は自宅から約7マイル離れた牧場で発見された。男児は目立った外傷もなく、比較的元気な様子だったという。発見のきっかけとなったのは、牧場主の飼い犬「ビューフォード」だったという。

牧場主によると、犬は土地を巡回中に男児を見つけ、まるで導くかのように牧場へ連れて来たとされる。男児は「木の下で寝ていた」と話しており、夜間の低温と野生動物の脅威にさらされながらも、犬とともに一夜を耐え抜いた形となった。実際、捜索ヘリはこの地域で2頭のピューマを確認していたという。

保安官事務所は発表のなかで、協力した各機関や住民に加え、「もちろん、男児のそばを離れずに導いてくれたビューフォードにも深く感謝する」と述べた。

この奇跡のような救出劇はネット上で大きな反響を呼び、ビューフォードには称賛の声が殺到している。

「彼こそ“今年の犬”にふさわしい真のヒーロー」
「このニュースのおかげで、ストレスでつらかった朝が明るくなった」
「ビューフォードに拍手を! 犬は天使みたいな存在」
「この犬は賞賛に値する。犬が人類の最良の友である理由が、よくわかる話だ」
「犬って最高。ほんとに大好き」
「これはもう伝説に残る話だ」

迷子の男児を守り、過酷な自然の中で安全な場所まで導いたビューフォード。その姿に、人々はただ感動するだけでなく、犬という存在の尊さを改めて実感したようだ。

関連する記事

ライター