X/Talkin’ Basabellより引用 (20139)

via X/Talkin’ Basabellより引用
大谷翔平選手が、アメリカ・ロサンゼルスで行われている移民取り締まりに反発する抗議デモに関連して「不法移民は出ていくべきだ」という趣旨の発言したとする出所不明の投稿が、海外のX(旧Twitter)上で広く拡散されている。

発端となったのは、「Talkin’ Basabell」と名乗るアカウントによる10日の投稿で、「日本の天才・大谷翔平がロサンゼルスの抗議活動について語る」として、『この国に入るには正しい方法と間違った方法がある。彼らは法を犯したのだから、出ていかなければならない』」という趣旨の英文コメントとともに、大谷選手がドジャースのロゴを背景に会見に臨む写真が添えられている。

しかし、投稿に使用されている写真は今年の2月、アリゾナ州グレンデールでの春季キャンプ中に、大谷選手がメディアの取材を受けた際の写真を流用したものとみられる。また、大谷選手がこのような発言を行ったという事実については、現時点で所属球団や主要メディアからの裏付けは一切なく、投稿内容はデマである可能性が極めて高い。

にもかかわらず、当該投稿は、6月10日午後時点で約6.5万件以上の「いいね」が寄せられるなど、拡散が広がっている。

Xユーザーからは「今からドジャースファンになる」「彼のこともっと好きになった」といった、投稿内容を真に受けたとみられる称賛の声が相次いでいる。

一方で、「嘘をつかないで。他の記者会見の写真を使わないで」「この引用文は信じがたい。たとえ彼がそう信じていたとしても、彼の担当者がそれを公にすることを許すはずがない」「彼がこんな政治的発言をするわけがない」など、冷静に真偽を疑う声も寄せられている。

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