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熊本県の木村敬知事が16日、県民栄誉賞受賞者である故・八代亜紀さんのヌード写真付きCDが発売されるとの報道に対し、強い不快感を示すとともに、八代さんの所属事務所の立場を支持する考えを明らかにした。

木村知事は冒頭、「県民栄誉賞受賞者の八代亜紀さんについて申し述べさせていただきたい」と切り出し、八代さんの功績に改めて言及。「歌手、また画家としての活躍はもとより、熊本地震や令和2年7月豪雨における支援・慰問活動、さらには県の観光や物産振興にも大きく貢献いただいた」と述べた。

県はこうした功績を称え、2023年12月に八代亜紀さんに県民栄誉賞を授与している。

報道に触れた木村知事は、「今報道がなされていることに対して非常に心を痛めていた」としたうえで、「一昨日、八代さんの意志を引き継いでおられる事務所から『名誉を守るため、あらゆる方策を講じる』というコメントが出された」と紹介し、「私は八代さんの事務所の立場を支持いたします」と明言。

続けて、「今回の報道が事実であれば私自身も、県民栄誉賞を授与した熊本県としても、極めて不愉快で許し難い」と強く非難した。

さらに、八代さんや遺族の尊厳が何よりも尊重されるべきだと強調。「今回の件が興味本位に取り上げられて、かえって販売を目論む業者の利益につながるようなことはあってはならない」と訴えた。

記者からの質問に対しても木村知事は、「令和2年7月豪雨の際、私が副知事だった時に慰問をお願いしたところ、喜んで引き受けてくださり、仮設住宅を巡って生歌を歌って頂いたことの記憶が忘れられない」と回想。「本人が生きていれば多分出さないであろうことがほぼ推察される中で、亡くなった後に、このような形で出すことは許し難い極めて不愉快な行為」と述べた。

最後に、知事は事務所の代表とも間接的に連絡を取っていると明かし、「県としては事務所の立場をしっかり支持していく」と明言した。

今回の問題は、鹿児島県のレコード会社が、八代さんのヌード写真を付けたCDを4月21日に発売すると発表したもの。同社はこのCDについて、「ポラロイドカメラで撮影されたフルヌード写真2枚が掲載されています。八代亜紀の初めてのヌード写真です」などと説明しており、ファンの間に動揺が広がっていた。

【4月16日】熊本県知事定例記者会見

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